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2022.01.31

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19歳のUS女王ラドゥカヌの自宅に3度訪問して盗難も。ストーカー男が裁判で有罪に

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ストーカー男が裁判で有罪に

現地1月29日、英「BBC」や「メール・オンライン」が、エマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク13位)がストーカー被害に遭い、犯人が裁判で有罪判決を受けたと報じた。ラドゥカヌは同裁判に際し、警察に「この一件以来、気味が悪いし、一人で外出することがとても不安になる」と語ったという。

【動画】エマ・ラドゥカヌ全豪2022ベストショット10をチェック

【写真】エマ・ラドゥカヌUSオープン2021写真館(写真19点)

アマゾンの元配達員だというアムリット・マガー被告(35歳)は、失職中にラドゥカヌをテレビで見ると、昨年11月23日に、ロンドン南東部にあるラドゥカヌの自宅をつきとめて訪問。ラドゥカヌの両親に対して、自身を配達員だと称して花束と「何も言うことはないが、愛すべきはあなただ」と書かれたメモを渡す。

さらに12月2日には、自宅からラドゥカヌ宅までの手書きの地図と“23マイルを4人で歩いてきた”と書かれた赤いレターを郵便受けに投函。その2日後には、ラドゥカヌ家の庭の木にクリスマスのライトを勝手に装飾。残りのライトを郵便受けに入れる際に、開いていた玄関から、エマのものだと思ってシューズを盗んでいる(父のシューズだったという)。ラドゥカヌの父は、防犯カメラの映像から、以前も訪問した人物だと認識し、警察に通報。逮捕に至った。

1月28日に行われた、ストーカー行為に対する裁判では、「この一件以来、気味が悪いし、一人で外出することがとても不安になります。ストーカーがいることを世間に知られるストレスも心配だし、私の家の場所を知っている被告がまた戻ってくるかもしれません。もっとセキュリティのしっかりした新しい家に引っ越したいと思っています」というエマが警官に語ったコメントも読まれたという。

昨年、ウィンブルドンでベスト8、USオープンでは予選からオープン化以降の大会史上初となる予選からの優勝。一気にスーパースターの仲間入りを果たしたラドゥカヌ。有名税という言葉もあるが、ストーカー被害では、命にも関わるケースもある。今後、このようなことが起こらないことを願いたい。
ラドゥカヌは今年最初の全豪オープンでは、右手にマメができるなどのトラブルもあって2回戦敗退となっている。

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Photo by Takeo Tanuma