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2022.03.18

選手情報

叩きつけたラケットがボールパーソンに直撃寸前に、キリオスが少年を見つけ出してSNSで謝罪[BNPパリバ・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

少年に謝罪し、ラケットをプレゼントしたいと申し出たキリオス

現地3月17日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス準々決勝。第4シードのラファエル・ナダルにフルセットで敗れたワイルドカード(主催者推薦)で出場のニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク132位)は、試合後、ラケットをコートに叩きつけると、そのラケットがボールパーソンの近くに飛んでしまうというアクシデントが起きた。この件で、キリオスはボールパーソンの少年を探し出して、SNSで謝罪した。

【画像】キリオスが公開したボールパーソンとのやり取りがこちら

キリオスは、SNSのダイレクトメールでの少年とのやり取りを公開。
「ヘイ、ブラザー! 試合後のラケットの件、ごめんなさい! 完全な事故だったんだけど大丈夫だった? ラケットを渡したいんだけど、謝罪を受け入れてくれるかな? 明日、コートにいる?」と打ち込んだキリオスに対して、少年は「こんにちは! ご連絡ありがとうございます! 私は全く大丈夫です。ラケットをいただけるとはうれしいです。もちろん、謝罪の言葉も受け取ります。明日、コートに行きますよ」と返信。謝罪し、キリオスがラケットを渡すことになったようだ。

試合後の記者会見では、この件で記者から「あなたは感情的な選手ですね。試合後、ラケットでボールパーソンを殴る寸前まで行ったことを自覚していますか? そしてそれについて何か言うことはありますか?」とその行動を咎めるよう質問も出た。

それに対してキリオスは「何を言ってほしいの? 意図的だと? 違う。僕は足から1mのところに落としたら滑って、彼に当たりそうになったんだ。僕は人間。そういうこともある。何を言わせたいんだ? (ラファエル・)ナダルと3時間戦った後に言う質問か? そのためにここに来たのか? 彼に当たっていない。意図したことではない。ボールキッズが無事だったのは良かった。いい質問だよ。(拍手)おめでとう」と語るなど、いら立ちを見せている。

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