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2022.04.06

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キリオス、好調維持し1057日ぶりにクレーコートで勝利「別のギアを見つけることができた」

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キリオス、2019年ローマ大会以来のクレーコート大会に出場

現地4月5日、「全米クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/ATP250)シングルス1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク94位)が、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同52位)を4-6、6-3、6-4の逆転で下し、2019年のATPマスターズ1000ローマ大会以来となるクレーコートで勝利を挙げた。

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「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)ではベスト8、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)では4回戦進出と、調子を上げているキリオス。

この日の試合、第1セットでブレークポイントすら握れず4-6で落としたものの、第2セット以降は、ビッグサーブに加えて丁寧なバックハンドで試合を優位に運ぶ。第2セットでは9本、最終セットでは7本のサービスエースを放ち、マクドナルドにブレークを許さず、逆転で下した。

ATPは、試合後のキリオスのコメントを公式サイトに掲載。「クレーコートは、明らかに僕の好きなサーフェスではないけど、今日はサーブがうまくいって、より攻撃的にプレーできるようになったし、別のギアを見つけることができた。少し滑るけど、僕のテニスはクレーに合っている。ここはとてもいい雰囲気だし、観客もたくさん来てくれるから、このまま勝ち進んでいけると思う」と、4年ぶりに出場した今大会での勝ち星を喜んだ。

また、キリオスがクレーコート大会に出場したのは2019年「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)以来のこと。この日の勝利は、同大会1回戦で当時世界ランク14位のダニール・メドベデフ(現世界ランク2位)を破って以来、1057日ぶりの勝利となっている。

2回戦でキリオスは、第7シードのトミー・ポール(アメリカ/同34位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma