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2022.04.11

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ジョコビッチ、今季2大会目の出場「大会に出場する日を心待ちにしていた」[ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ「クレーコート・シーズンを最高の形でスタートさせたい」

4月10日、「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)に今季2大会目として第1シードで出場するノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が記者会見を行い、「再び大会に出場する日を心待ちにしていたから最高のスタート地点だ」と語った。

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今年2月の「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)以来、約1ヵ月半ぶりの試合を迎えるジョコビッチ。

「ここに来られてとてもうれしいし、モナコは10年以上前からホームグラウンドのようなもの。ハードコートもクレーコートもこのクラブで練習をしていたからここの人たちのことはよくわかっている。家族もみんなここにいるしね。もちろん、再び大会に出場する日を心待ちにしていたから最高のスタート地点だ」と試合を待ちわびた。

昨年末に2度目の新型コロナウイルス陽性となったジョコビッチは、今年1月の全豪オープン出場に向けて渡豪したものの、書類不備でビザを取り消された。その後、裁判所に異議申し立てをして入国が認められたが、渡航前の申告で虚偽があったなどとして国が再びビザを取り消し。大会前に国外退去となった。

また、ワクチン接種をしていないため、アメリカに入国できず。3月から4月にかけて行われたATPマスターズ1000インディアンウェルズ、マイアミ大会に出場できなかった。

これらを踏まえ、ジョコビッチは「明らかに大会が恋しいよ。ツアーで若い選手と戦い、世界のベストプレーヤーに挑戦し、ビッグタイトルを獲得すること、今でもモチベーションを感じている。この4、5ヵ月は精神的にも感情的にも大変な時期だったけど、すべてを忘れて前に進もうとしているんだ」と、これからヨーロッパでの大会で戦えることを喜んだ。

とはいえ、ATP500ドバイ大会では準々決勝で敗退し、3ヵ月で3試合と実戦感覚がないのは不安要素だ。そのため「今週の初めはベストではない。まだ自分のエンジンをテストしている最中だ」と万全の状態ではないと言う。

それでも「クレーコートは、僕がセルビアで育ったサーフェスで、何年もクレーコートだけでプレーしてきた。僕の最も成功したサーフェスではないけど、いくつか大きな成功も収めてきた。もちろん、昨年の全仏オープンでの勝利はまだ記憶に新しいし、それを糧にクレーコート・シーズンを最高の形でスタートさせたい」と語った。

今大会の準々決勝では、ATPマスターズ1000マイアミ大会を優勝し勢いに乗る19歳、カルロス・アルカラス(スペイン/同11位)と対戦する可能性もあるジョコビッチ。久しぶりの大会でどのようなプレーを見せてくれるだろうか、楽しみだ。

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