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2022.04.21

選手情報

ジョコビッチ、3時間21分の死闘の末に同胞を下す「体力的に持ちこたえたのは良かった」[セルビア・オープン]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、同胞ジェレを下しベスト8入り

現地4月20日、「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、ラスロ・ジェレ(セルビア/同50位)を3時間21分の激闘の末に2-6、7-6(6)、7-6(4)で下し、ベスト8入りを果たした。

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上位4シードは2回戦からの登場となる今大会。ジョコビッチは、初戦で同胞のジェレとツアー大会で初対戦を迎えた。

前週行われた「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)では、約1ヵ月半ぶりの実戦に加え、クレーコートでの最初の試合ということもあって、ジョコビッチは初戦で敗退。最終セットまでもつれた試合だったが、最後は体力が切れてしまった。

この日の試合でも、第1セット第1ゲームでブレークをされて出はなをくじかれたジョコビッチは、その後もチャンスを握るもジェレにことごとく守り切られ、2-6でセットを落としてしまう。

第2セットでも先にブレークをしたのはジェレ。しかし、ジョコビッチが驚異の粘りを見せる。40-15でジェレがチャンスボールを痛恨のミス。これが引き金となり、デュースに持ち込まれると、ジョコビッチがブレークバックに成功。このままタイブレークに突入すると、ジェレを上回る3度のミニブレークでセットを奪い返した。

勝負の最終セットでは序盤に互いに1ブレークずつして、再びタイブレークに。ジェレは攻撃的なプレーを見せ、一時はリードしたものの、最後はミスが連発。3時間21分の死闘の末にジョコビッチが勝利を手にした。

試合後、ジョコビッチは試合の大半をジェレにコントロールされたことを反省。「アップダウンの激しい試合だった」と述べたものの、「3時間半のスリリングな試合を体力的に持ちこたえて、乗り切ったことは良かった。モンテカルロでは最終セットまで持たなかったけど、今日は違った。ポジティブなことと言えばそれだと思う」と、最後まで戦い抜けたことをプラスだと捉えた。

準々決勝でジョコビッチは、第7シードのミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同38位)と対戦。ケツマノビッチは、2回戦でジョン・ミルマン(オーストラリア/同80位)を6-4、7-6(5)で下し、勝ち上がっている。

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