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2022.05.02

選手情報

<一問一答>大坂なおみ、左アキレス腱痛もあって敗戦も「まだ学んでいる最中」と前向き [ムチュア・マドリード・オープン]

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左アキレス腱は1回戦のあと
「体が冷えてくると、だんだんひどくなってきました」

――数年前にバックボレーは両手で打つと言っていて完璧にこなしていました。その後、(片手でのボレーは)練習していますか?

「ウィンブルドンではミックスダブルスに出場するし、ネットゲームに集中しようと思っています。そうなんですよね。私もショックです。一緒にプレーする人をがっかりさせたくないので、ダブルスをプレーするときはいつも、『ごめんね』と言うんです。足手まといにならないように気をつけます」

――ペアは言えませんか?

「その人が見て、いいね! を押してくれるなら、そうすればいいんですけど、どうなんでしょう。その頃に見た方が楽しいんじゃないですか? 当てようと思えば、誰だか当てられると思うんですけどね」

――私は1回だけ当てましたね。

「やばい(笑)」

――アキレス腱についてですが、1回戦で痛めたものですか? それとも蓄積されてというものなのでしょうか?

「正直、試合(1回戦)では感じなかったんです。けど、コートを出る時にちょっと足を引きずったような感じがして、『どうしたんだろう?』となって。体が温まっている時には感じなかったんですけど、運動をやめて体が冷えてくると、だんだんひどくなってきました。だから、今日の試合も体が温まっていれば影響はないだろうと思っていたんです。でも、どうやらそうではなかったようです」

――全仏へのウォーミングアップの中でのケガ、勝負したい、慎重になりたいといった気持ちのバランスは取れていますか?

「そうですね、正直なところ、自分のキャリアで、ケガで途中棄権するようなことはしたくないんです。だって、マイケル・ジョーダンのインフルエンザ・ゲーム*のことを時々思い出すと、自分もそうあるべきだと思うんです。つまり、心の中では常に警戒心を持っている。私としては、そういったものを乗り越えたらどうなるのかを見てみたいと思っています。もし、ひどいケガをして、それでも試合を続けることができたとしたら、どんな気持ちになるのか知りたいんです」

――昨日は、どのくらい練習したのでしょうか?

「昨日は本当に打ちませんでした。(ボールを)押し切るたびに痛みがあったので感じていたので、サーブとスマッシュだけです。そのあと、フィジオと2時間くらいかけて、アイシングしたり、どうすればよくなるかを考えていました。今朝起きたときは、痛みのレベルは10段階中4くらいだったから、まあ大丈夫だろうと思ったんです。アスリートにとって、それは基本的に何でもないようなもの。ただ、試合となってウォーミングアップをしたら、ひどくなってしまったんです。テーピングも予防のためだったのに、実際に必要になってしまって、フィジオに連絡して、痛み止めも処方してもらいました。自分ができることは限られているので、あとは流れに身を任せるしかないような状況ですね」



*1997年NBAファイナル第5戦、ブルズのマイケル・ジョーダンは体調不良でふらふらになりながら、38得点を記録して90-88で勝利。この試合は“インフルエンザ・ゲーム”と呼ばれている(食中毒とウイルスによる体調不良と言われている)。

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