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2022.05.09

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ズベレフ、「世界最高のプレーヤー」とアルカラスを称える一方で、大会スケジュールに恨み節[マドリード・オープン]

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ズベレフ、連日深夜の試合に「自分のレベルに達することができなくなる」

現地5月8日、「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、前年覇者で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク3位)は、第7シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同9位)に3-6、1-6で完敗。ズベレフはアルカラスを「世界最高のプレーヤー」だと称えた。

【動画】アルカラスがズベレフを圧倒しマスターズ1000大会で2勝目 マッチハイライト

第1セットをアルカラスの質の高いプレーを前にチャンスをつかめず3-6で落としたズベレフ。続く第2セットでは、なんとか盛り返したいところだったが、スマッシュやドライブボレー、ダブルフォールトと自身のミスも重なってしまい、1-0から3度のブレークを許して完敗を喫した。

試合後、ズベレフは「彼は素晴らしいプレーをしている。それは間違いない」「カルロス(アルカラス)は今世界で最高のプレーヤーだ」と、スペインの若き19歳を称えた。

だが、アルカラスの優勝を祝福する一方で、ズベレフは試合のスケジュールについてATPを批判。準々決勝が深夜1時30分、準決勝が1時10分に試合終了し、食事や体のケアをしなければならず、連日寝るのは朝になったという。

「2日前は朝4時半ごろに寝て、昨日は5時20分だった。普通の人なら起きているだけで大変なことだ。その翌日にマスターズ1000の大会で、今世界最高のプレーヤーであるカルロス・アルカラスと決勝を戦うのは大変なんだ。コートではイライラしたよ。サーブもストロークの調整もできなかった。ボールも見えているが、目の中でブレているから超簡単なスマッシュを2本ミスした」と不満を漏らした。

「今日、僕がフレッシュであってもカルロスに勝つことはできなかっただろうけど、間違いなくもっといい試合なると思う。スタジアムのほとんどはカルロスに勝ってほしかっただろうけど、こんな試合は誰も見たくなかったんじゃないかな。みんなハイレベルなテニスが見たかったんだ。でも僕も人間で、ロボットじゃない。毎晩このようなことが起きていれば、自分のレベルに達することができなくなる」と、勝敗以前にレベルの高い試合を観客に見せることができない状況だったと口にした。

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