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2022.05.25

選手情報

ジョコビッチ、ナダル、アルカラスが登場、大会4日目の見どころ[全仏オープン]

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今日も寝不足必至! の注目カードばかり

5月25日、「全仏オープン」大会4日目、シングルスは2回戦に突入。前回優勝の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)、過去13度優勝のラファエル・ナダル(スペイン/同5位)、優勝候補の一角と目される19歳、カルロス・アルカラス(スペイン/同6位)が登場する。

【表】“ジョコビッチ、ナダル、アルカラスが登場”全仏オープン4日目試合予定

まずジョコビッチは「コート・スザンヌ・ランラン」第3試合でアレックス・モルカン(セルビア/同38位)と対戦する。過去の対戦は1度だけ、昨年のATP250ベオグラード大会決勝で対戦し、ジョコビッチが6-4、6-3で優勝を果たしている。興味深いのはモルカンのコーチが、マリアン・バイダ氏であること。長年ジョコビッチのコーチだったバイダ氏が、チームを離れたのは今年3月。そこからわずか2ヵ月、自国スロバキアの24歳のコーチに就任したのだ。もちろん、ジョコビッチに対してどう戦うべきかを熟知しているはず。楽しみな対戦である。

ナダルは「コート・フィリップ・シャトリエ」のナイトセッション(日本時間26日3時45分以降開始)で、コランタン・ムーテ(フランス/同139位)と対戦する(初対戦)。
前週、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)では、シングルス3回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ/同15位)に逆転負けを喫したナダル。第3セットでは、左足を引きずりながらプレーする姿を見せ、痛みが再発していることを認めている。
しかし、一昨日の1回戦、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同82位)に対しては、足の不安を感じさせず。6-2、6-2、6-2で勝利している。同じ左利きで強打が魅力のムーテをどう攻略するだろうか?

そして、アルカラスは「コート・シモーネ・マチュー」第3試合で、同じスペインのアルベルト・ラモス・ビニョラス(同44位)と対戦することが決まっている(過去2勝0敗)。
今シーズン、ATPマスターズ1000大会2つを含む4大会で優勝を果たしてランキングも6位にジャンプアップ。ATPマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード)では、ナダル、ジョコビッチ、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)とビッグネームを次々と倒してトロフィーを掲げるなど、テニス界で最も勢いに乗っている選手となっているアルカラス。今大会1回戦では、ファン・イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン/同141位)に対して6-4、6-2、6-0で難なく勝利。本日の試合も注目される。

注目試合はまだまだある。「コート・フィリップ・シャトリエ」第2試合では、東京オリンピック金メダリストで第3シードのズベレフがセバスチャン・バエズ(アルゼンチン/同36位)と対戦。

第3試合では、同じく東京オリンピックで金メダルを獲得したベリンダ・ベンチッチ(スイス/同14位)が、2019年USオープン女王のビアンカ・アンドレスク(カナダ/同72位)と対戦する。アンドレスクは精神的問題で半年休養を取り、先月ツアー復帰を果たしたばかり。初戦後の会見では、「休んでいる間にいろいろな知恵を得た気がするし、気分もリフレッシュできて、モチベーションも上がっている」と語っている。

そのほか、「コート・スザンヌ・ランラン」第1試合(日本時間18時)には、昨年のUSオープンでノーシードから優勝を果たした19歳、第12シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス/同12位)が登場。過去0勝1敗のアリグザンドラ・サスノビッチ(同47位)と対戦する。

また、コート14第4試合で行われる第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同21位)と元世界12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア/同279位)も楽しみな1戦だ。ディミトロフは1回戦、マルコス・ギロン(アメリカ/同49位)に6-1、6-1、6-1で快勝している。肘の問題で昨年3月から約1年間休養していたチョリッチは、 “未来のNo.1候補”とも言われた選手。1回戦では、カルロス・タベルネル(スペイン/同85位)に2セット以降良いテニスを展開して、3-6、6-2、6-3、6-1で勝利している。激しい打ち合いが見られること必至だろう。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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