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2022.05.31

選手情報

車いすテニス・小田凱人プロインタビュー、今大会でついにグランドスラムデビュー「もちろん、シニアでの最年少世界No.1を目指します」[全仏オープン]

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日本車いすテニス界のホープ、小田凱人

5月31日、「全仏オープン」で車いすテニスの部がスタートする。シングルスのドロー数が拡大となった今大会、特に注目したい選手がいる。それが小田凱人(おだ・ときと/東海理化/世界ランク9位)である。4月28日、記者会見を開いて、車いすテニス選手国内最年少の15歳11ヵ月20日でプロ宣言をし、「テニスを始めた時から夢見てきたプロ車いすテニスプレイヤーに15歳という年齢でなれたことを心からうれしく思っています」と語った小田。No.1となることはもちろん、次世代の車いすテニス界を背負う存在として期待されている小田に、その思いを聞いた。

【写真11点】“日本車いすテニス界のホープ”小田凱人プロ写真館


Q.プロ宣言おめでとうございます。今のお気持ちを教えてください。

「プロというのは、始まった時から目標として来ていたところでもあったので、それが現実となったというのは、素直にうれしいですし、これから本当の意味で、世界を目指す決意が決まったというか、発表したことで、さらに、テニスに対する情熱が上がると思います」

Q.「プロフェッショナル」という肩書き。ご本人としては、どんな意味と捉えていますか?

「自分の中でプロというのは、プレーだけではなくて、プレー以外の部分で一人の人間としてどの面で見ても、レベルの高い人を自分は『プロフェッショナル』だなと思っているので、そういう人間になることを目指してやっていきたいと思います」

Q.テニス界問わず、プロ選手としてリスペクトする存在はいますか?

「新庄剛志(現日本ハムファイターズBIG BOSS)さんです。現役の時からチェックしていて、派手なパフォーマンスもそうだしトークもできる。自分もただプレーして勝つだけでなく、そんな風に楽しませたいという思いもあるので、ちょっと似ているかなと感じる部分があります。そういう意味でかっこいいなと思う存在です」

Q.プロとなって環境面、練習など変化はありますか? 

「以前は週3、4回、2時間しかやってなかったですが、今は週5回3時間をやっています。本当にめちゃくちゃ多くなったなと思いますし、内容もそうですね。それまでは選手で集まって打ち合うという感じでしたが、今はコーチとマンツーマン。4月から練習量がグンと増えてケガや痛みも出るかなと思っていましたが、そんなこともなくスムーズにこなせていて、本当にベストな状況でテニスができています」

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Photo by Kunihiko Yamaoka/NBP