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2022.06.01

選手情報

世界20位カサトキナがグランドスラムで初の4強入り、クデルメトワとの同胞対決を制す[全仏オープン]

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粘ってミスを引き出したカサトキナがうれしい準決勝進出

6月1日、「全仏オープン」女子シングルス準々決勝、第20シードのダリア・カサトキナ(同20位)が第20シードのベロニカ・クデルメトワ(同29位)と対戦。粘りのプレーでチャンスをものにしたカサトキナが6-4、7-6(5)で勝利。グランドスラムで初の準決勝進出を決めた。

【動画】初の4強入り!カサトキナが見せたスーパーショット

4年ぶり2度目のベスト8入りとなったカサトキナに対して、グランドスラムで初の準々決勝進出となったクデルメトワによる同胞対決。

クデルメトワがフラット系のボールで角度を付けていくのに対して、カサトキナはトップスピンをかけて粘っていく。第1セットからロングラリーが多い展開となる。1つずつブレークを奪い合い、4オールで迎えたクデルメトワのサービスゲーム、15-40とブレークチャンスを迎えたカサトキナは、ロングラリーからフォアハンドをクロスに強打。これがサイドラインの上に乗るウィナーとなりブレークに成功。そのまま、第1セットを6-4で奪取する。

続く第2セットは第1ゲームから第3ゲームまでブレークが続く。カサトキナは、クデルメトワに角度をつけさせないように、ショットを真ん中に集めていく。1ブレークダウンのため、リスクを冒して攻めていくクデルメトワ。第8ゲームでブレークバックに成功する。続く第9ゲームでまたもブレークを許してしまったクデルメトワだが、集中力を保ってカサトキナのサービング・フォー・ザ・マッチを破って5-5に。土壇場でタイに戻す。

クデルメトワは6-5となったところで、メディカル・タイムアウトをとり、左足を治療。そして勝負はタイブレークへ。足の影響もあるのか、立て続けにミニブレークを奪われるクデルメトワ、1-6から4ポイント連取したが、追い上げもここまで。7-6(5)で試合を決め、カサトキナが勝利した。

準決勝でカサトキナは、このあと行われる第1シードで現在32連勝中のイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)対第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同11位)の勝者と対戦する。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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