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2022.06.04

選手情報

21歳シフォンテクと18歳ガウフの女子決勝は大注目、上地結衣、国枝慎吾、両エースの決勝も見逃せない、大会14日目の見どころ[全仏オープン]

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日本時間18時から、上地結衣が宿敵デグロートと決勝で激突

6月4日、「全仏オープン」大会14日目、女子第1シードで現在34連勝中のイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)と第18シードのココ・ガウフ(アメリカ/同23位)の女子シングルス決勝(日本時間22時)が行われる。そして車いすテニスでは、上地結衣(三井住友銀行/同2位・ダブルス同3位)が単複決勝に、国枝慎吾(ユニクロ/同2位)がシングルス決勝に挑む。

【表】“女王シフォンテクが登場” 全仏オープン11日目試合予定

センターコート「コート・フィリッピ・シャトリエ」第1試合(日本時間18時開始)で行われるのは上地のシングルス決勝。第1シードのディーデ・デグロート(オランダ/同1位)と対戦する。対戦成績は15勝27敗、昨年2月のメルボルン大会で勝利して以来9連敗中と分が悪い相手に対して、どんな戦略で臨むだろうか。また上地は、そのデグロートと共に、コート13第2試合でダブルス決勝も戦う。タフなダブルヘッダーだが、できる限りのパフォーマンスを発揮してほしい。

コート13第1試合(日本時間18時開始)では、国枝が第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とシングルス決勝に、第3試合でダブルス決勝に挑む。

そしてセンターコート第2試合(日本時間22時)から女子シングルス決勝が行われる。シフォンテクは4回戦で対戦した中国期待の19歳ジェン・チンウェン(同74位)、準々決勝で対戦した第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同11位)と不安定な時間帯もあったが、見事勝ち切ると、準決勝の第20シードのダリア・カサトキナ(同20位)戦は危なげなく勝利。連勝記録を2000年以降では2位タイとなる34に伸ばして、ノーシードからの初優勝を飾った2020年大会以来の決勝進出を決めている。

一方ガウフは、失セット0という好調ぶりでキャリア初のグランドスラム決勝に勝ち上がってきている。フットワークも素晴らしく、ラリーでは攻撃的なプレーを見せる一方で、ディフェンスで耐えるべき時はしっかりつないでカウンターを狙うなど、その年齢らしからぬクレバーなテニスも披露している。対戦成績は2勝0敗でシフォンテクがリードしているが、決勝という大舞台だけにどんな展開になるかはわからない。21歳シフォンテクと18歳ガウフという新時代を告げるかのような若手対決は、見逃せない戦いとなる。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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