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2022.06.16

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キリオスがチチパスに逆転勝利で8強入り「まだこのレベルを出せるのは幸せ」

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Photo by Getty Images

キリオス、2度の警告を受けるもチチパスに逆転勝ち

現地6月15日、「テラ・ウォルトマン・オープン」(ドイツ・ハレ/ATP500)シングルス2回戦が行われ、ニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク65位)が、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位)に5-7、6-2、6-4で逆転勝ちを収め、ベスト8入りを果たした。

【動画】キリオスが2度の警告を受けるもチチパスを逆転で下し8強入り! マッチハイライト

前週行われたATP250シュツットガルト大会で芝シーズンをスタートさせたキリオスは、同大会準決勝でアンディ・マレー(イギリス/同47位)に敗れたものの、強烈なサーブを武器にベスト4入り。芝シーズン2大会目として、今大会を迎えた。

初戦ではダニエル・アルトマイヤー(ドイツ/同66位)にサービスゲームを破られることなく、6-3、7-5と快勝し、2回戦では第2シードのチチパスと昨年のレーバーカップ以来となる対戦となった。

第1セット、互いにテンポ良くサービスキープを続けていたが、セット終盤になるにつれてキリオスのミスが増え始める。第10ゲームでは2度のセットポイントをしのいでキープしたものの、第12ゲームでチチパスが6度目のセットポイントをものにし、キリオスは5-7でセットを落とす。キリオスは怒りからラケットをベンチに叩きつけて折ってしまった。

第2セットでは第1ゲームでブレークしたキリオスだが、第3ゲームでは汗を拭きにタオルのところまで時間をかけすぎていたとして、タイムバイオレーションを取られるとプレー続行を拒否。スーパーバイザーを呼ぶ事態にまで発展した。

それでも冷静さを取り戻したキリオスは、第7ゲームでもサービスゲームを破って6-2でセットを奪い返した。

最終セットは両者ともブレークポイントを握るが、勢いはキリオスにあった。4-4で迎えた第9ゲームで力強いフォアハンドを放ち、リードを奪うと、最後はサービスエースを決めて逆転勝ちを収めた。

試合後、キリオスは「世界中のファンからのサポートは素晴らしいよ。彼らは僕にショーをしてほしいと思っている。自分が出場する大会で、まだこのレベルを出せるのは幸せなことだ。プレーしていないときでもどれだけ一生懸命ハードワークしているかが証明できる」と、トップ選手に勝利できたことを喜んだ。

また、タイムバイオレーションを取られたことについては、オンコートインタビューで「審判は理解していないんだ。ハレにいるみんなは、僕とステフのプレーを楽しみにしていたのに、彼らはなぜか関連付けたいだけなんだ。試合はうまくいっていたし、観客も楽しんでいたのに全く必要なかった。スコアボードをみればわかるけど、僕はかなり集中していたよ」と不必要な警告だったとした。

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