close

2022.06.30

選手情報

アルカラス、1回戦との球足の違いに驚きも「勝てて本当にうれしい」と初の3回戦進出に喜び[ウィンブルドン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

アルカラス、2度目のウィンブルドンで初の3回戦進出

現地6月29日、ウィンブルドン男子シングルス2回戦が行われ、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク7位)は、タロン・フリークスポール(オランダ/同53位)に6-4、7-6(0)、6-3のストレートで勝利。会見では屋根を閉めて行われた1回戦との球足の違いに驚きつつも、「コート2でプレーするのは楽しかったし、今日は勝てて本当にうれしい」と、初のウィンブルドン3回戦進出を喜んだ。

【動画】アルカラス、ドロップボレーに素早く反応しウィナー! 広い守備範囲は芝コートでも健在&マッチハイライト

この日の試合、序盤からフリークスポールは多彩な攻撃パターンを見せて、アルカラスに気分良くプレーさせない。だが、セット後半から徐々にリズムをつかみ始めたアルカラス。第9ゲームでブレークに成功し、そのまま6-4で第1セットを奪う。

続く第2セットは、互いに一歩も譲らずタイブレークへもつれたが、力強いサーブとリターンで一気に7ポイントを連取しセットカウント2-0に。第3セットも粘るフリークスポールにリードを許さず、6-3で試合を締めた。

コート1で行われた1回戦では、雨のため屋根を閉めてプレーしたアルカラスだが、この日は屋根のないコート2。湿度による変化なのだろうが、サーフェスでありながら、「全然違うコートだったよ。この試合は1回戦よりもスローな感じがした。全く違うと言っていい」と球足の変化に驚きを隠せなかった。

それでも、「僕にとってはかなりいい試合だったね。とてもいいプレーができた。コート2でプレーするのは楽しかったし、今日は勝てて本当にうれしい」と勝利を喜んだ。

全仏オープン後、肘の痛みにより前哨戦を戦うことはなく、エキジビションマッチを1試合戦って今大会を迎えたアルカラス。芝コートでの公式戦自体、昨年のウィンブルドン以来2度目となったが、初の3回戦進出を決めた。次戦で第32シードのオスカー・オッテ(ドイツ/同36位)と対戦する。


■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

【特集】ウィンブルドン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma