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2022.07.02

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アルカラス「信じられないようなプレーができた」1時間40分でストレート勝利して初の4回戦進出[ウィンブルドン]

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芝でのプレーの仕方も覚えたというアルカラスが快勝

「今日は信じられないようなプレーができたよ。これまでで最高のパフォーマンだった。そのレベルに本当に満足している」、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク7位)が“最高”と語る試合だった。7月1日、ウィンブルドン男子シングルス3回戦、アルカラスは第32シードのオスカー・オッテ(ドイツ/同36位)と対戦。ビッグサーブの持ち主に対して、終始主導権を握り、6-3、6-1、6-2で勝利。1時間40分で試合を終え、ウィンブルドンで初の4回戦進出を決めた。

【動画】“これまでで最高のパフォーマンス”アルカラスvs.オッテ3回戦マッチハイライト

試合はオッテのサービスからスタート。アルカラスが早いテンポでコート深くに強烈なボールをたたいていくと、ラブゲームでブレークに成功。続くサービスゲームもラブゲーム・キープと最高のスタートを切る。第3ゲーム、オッテはキープに成功。時速200キロのファーストサーブを入れて、プレッシャーをかけていく。すると第6ゲーム、30-40とブレークバックのチャンスを迎えるが、ここはアルカラスがファーストサーブを確実に入れてキープ。第9ゲームでも、ブレークして6-3でセットを先取する。

第2セット、アルカラスは変わらずアップテンポにショットを放っていき、第2ゲーム、第4ゲームとブレーク。セット開始から5ゲーム連取し、そのまま6-1でセットを連取すると、第3セットも危なげなくプレーして6-2。ブレークを許さず、快勝した。この試合、アルカラスはウィナーが37本(オッテは18本)、アンフォーストエラー8本(同17本)を記録している。

1回戦後には「芝でのレベルはもう少し上げなければならない。他のサーフェスよりも芝生の方が動きにくい」と語っていたアルカラスだが、この試合では課題と言っていたフットワークも非の打ちどころはなし。記者会見では、「数日のトレーニングや試合で、芝でのプレーの仕方、芝での動き方を学ぶことができた。芝生の上では、よりアグレッシブにプレーし、ネットに出て、相手よりもアグレッシブにプレーする必要があるんだ。今は芝でのプレーがより快適に感じられるよ。芝でのプレーの方が調子がいいとすら感じている」とすっかり自信を得たようだ。

続く4回戦、アルカラスは第10シードでアルカラスの1歳年上、20歳のヤニック・シナー(イタリア/同13位)と対戦する(過去1勝0敗)。
「本当にタフな戦いになると思う。もちろん楽しみだよ。僕はそういう試合をするのが好きなんだ、挑戦がね。試合で何をしなければならないかも知っている」とアルカラスは対戦が楽しみだと語っている。



■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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