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2022.07.09

選手情報

ジョコビッチ、世界12位ノリーを下し大会4連覇、7度目のウィンブルドン制覇に王手! 決勝でキリオスと対戦[ウィンブルドン]

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ジョコビッチ、21度目のグランドスラム制覇にあと1勝

現地7月8日、ウィンブルドン男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク3位)は、第9シードのキャメロン・ノリー(イギリス/同12位)を2-6、6-3、6-2、6-4で下し、大会4連覇と7度目の優勝に王手をかけた。

【動画】満員の観客に迎えられて笑顔で入場するジョコビッチとノリー&勝利の瞬間

21度目のグランドスラム優勝、そしてウィンブルドン大会4連覇を狙うジョコビッチは、準々決勝で20歳のヤニック・シナー(イタリア/同13位)と対戦。2セットダウンから見事な大逆転劇を見せ、大会11度目のベスト4入りを果たした。

対するノリーは、グランドスラムで初めての準決勝。2016年のアンディ・マレー以来となる地元イギリス勢として決勝進出をかけて戦った。

対戦成績は、ジョコビッチの1勝0敗。昨年のツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」ラウンドロビンで対戦し、6-2、6-1と快勝している。

この日の試合、互いに最初のサービスゲームでアンフォーストエラーが重なりブレークを許す。その後、落ち着きを取り戻した両者は、激しいストローク戦に突入。スピンの効いたフォアハンドとフラット系の鋭いバックハンドでジョコビッチを苦しめたノリーが、2ブレークを奪って1-2から5ゲームを連取し、第1セットを奪う。

準々決勝に続いて、先にセットを失ったジョコビッチ。第2セットは一転、精度の高いショットを見せ、短い時間でサービスキープしノリーにプレッシャーをかけていく。ノリーもピンチをことごとく守りきったが、第8ゲームでジョコビッチがようやくブレーク。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームもしっかりキープし、セットカウント1-1とした。

第3セット、地元ファンの声援を受けたノリーも粘りを見せる。だが、ジョコビッチが先にリードを奪うと、集中力が増していき、第5ゲームで2度目のブレークに成功。6-2でセットを奪い、勝利まであと1セットとした。

勢いを取り戻したジョコビッチは、第4セットの立ち上がりでブレークすると、ノリーに付け入る隙を与えず。リードを保って、6-4で締めて2020年の大会中止をはさんで、4大会連続となる決勝に進出を果たした。

決勝では、ニック・キリオス(オーストラリア/同40位)と対戦。キリオスは、準決勝で対戦予定だった第2シードのラファエル・ナダル(スペイン/同4位)が試合前に棄権をし、シングルスでは初めてのグランドスラム決勝にコマを進める。

両者は、2017年シーズンに2度対戦し、いずれもキリオスが勝利。ジョコビッチは1セットも奪うことができていない。5年4ヵ月ぶりの対戦となる決勝は、7月10日(日)に行われる。


■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma