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2022.09.07

選手情報

カチャノフがキリオスを下しグランドスラム初のベスト4! 3時間半超の熱戦制す[USオープン]

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カチャノフがキリオスとの乱打戦を制し4強

現地9月6日、USオープン男子シングルス準々決勝が行われ、第23シードのニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク25位)と第27シードのカレン・カチャノフ(同31位)が対戦。7-5、4-6、7-5、6(3)-7、6-4でカチャノフがキリオスを下し、グランドスラム初の4強入りを決めた、

【動画】大歓声で迎えられるカチャノフとキリオスの入場シーン

今大会、4回戦で第1シードで前年覇者のダニール・メドベデフ(同1位)を下すなど、勝ち上がってきたウィンブルドンファイナリストのキリオスに対し、カチャノフも4回戦で第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同15位)とのフルセットマッチを制して、同大会では初めてのベスト8入りとなった。

両者の対戦成績は1勝1敗で、直近の対戦となった2020年全豪オープンでは6-2、7-6(5)、6(6)-7、6(7)-7、7-6(8)と4時間26分の激闘の末にキリオスが勝利。今回は約2年7ヵ月ぶりの対戦となった。

試合は、互いにスピードのあるサーブを生かして速いテンポでポイントを獲得。サービスキープが続いてタイブレークに突入するかと思われたが、第12ゲームでカチャノフがリターンを返球していくと、キリオスにミスが出てブレークに成功。7-5でセットを奪う。

だが、キリオスもこのまま引き下がるわけにはいかない。第2セット第3ゲームでこの日最初のブレークに成功すると、ストローク戦で主導権を渡さず6-4で奪い返す。

一進一退の状況が第3、第4セットでも続いて試合は締まった展開に。第3セットではキリオスに4度のブレークポイントがありながらも、カチャノフがセット終盤にブレークして奪えば、第4セットはキリオスが再び盛り返してタイブレークを制し、試合は最終セットへ突入した。

最終セットは、第1ゲームでラリー戦を制したカチャノフが先にブレーク。追いかける立場となったキリオスは、プレッシャーをかけてブレークポイントを握るが、ここぞという場面でカチャノフがサーブでしのぐ。このまま自身のサービスゲームをキープし、6-4で試合を締めて、自身初のグランドスラム準決勝進出を果たした。

準決勝では、世界ランク1位の座を狙う第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同7位)と対戦する。


■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」

【特集】USオープン2022の記事はこちら
https://tennisclassic.jp/series/list/US22


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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma