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2022.10.26

選手情報

ティエム、2本のマッチポイントをしのいで世界30位ポールに逆転勝利! 2時間55分の激闘制す[エルステバンク・オープン]

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ティエム、2時間55分の大熱戦を制し2回戦へ

現地10月25日「エルステバンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク113位)は、約3時間の激闘の末にトミー・ポール(アメリカ/同30位)を2-6、7-6(2)、7-6(6)で下し、2回戦進出を果たした。

【動画】ティエム、バックハンドラリーの応酬で見せた華麗な切り返し&マッチハイライト

2019年大会で優勝を飾り、今大会で11度目の本戦出場となったティエム。右手首のケガから復帰後は苦戦を強いられていたが、徐々に調子を上げて、今月はATP250ヒホン大会、ATP250アントワープ大会と2週連続でベスト4入り。今シーズンの目標としているトップ100復帰まであと一歩のところに迫っている。

この日の試合、開始からポールに4ゲームを連取されたティエムは、2-6で第1セットを落としてしまうが、タイブレークにもつれた第2セットは3度のミニブレークでリードを広げて、7-6(2)で奪い返す。

勝負の最終セット、ティエムは第2ゲームでブレークを許し、その後もピンチを迎える苦しい展開となるも、ポールのサービング・フォー・ザ・マッチとなった3-5でブレークバックに成功。タイブレークでも4-5でダブルフォールトを犯して、4-6と2度のマッチポイントを握られたが、ここでポールのショットが連続でミスとなり、7-6と逆転。最後はワイドへ200km/hのサーブを放つと、ポールが返球できずゲームセット。2時間55分の激闘の末に逆転で勝利をもぎ取った。

大会の公式サイトにティエムのコメントが掲載され、「ひどいスタートになってしまったね。観客がいなかったら、この雰囲気がなければ絶対に勝つことができなかった。ファンにありがとうと言いたい。僕ができるのは最後まで戦うということ。それが報われた」と勝利を後押ししてくれたファンに感謝した。

2回戦でティエムは、第1シードのダニール・メドベデフ(同4位)とニコロズ・バシラシビリ(ジョージア/同94位)の勝者と対戦する。

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