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2023.07.26

選手情報

ドーピング検査を受けず1年半の出場停止処分を受けたイマーが経緯を説明「できることは何もなかった」

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Photo by Getty Images

イマーが3度のアンチ・ドーピング規則違反で1年半の出場停止処分に


7月25日、世界ランク51位のミカエル・イマー(スウェーデン)は自身のSNSを更新。アンチ・ドーピングの規則違反による1年半の出場停止処分を受けたことについての経緯を説明。「3度目の違反に関してできることは何もなかった」と綴った。

【画像】3度目の規則違反について説明したイマーのSNS

24歳のイマーは、昨年1月に競技外で行われるドーピング検査を1年以内に3回欠席したという理由で、アンチ・ドーピング規則違反としてITF(国際テニス連盟)に告発されたものの、同年6月に一度は潔白が証明されていた。だが、ITFはその決定を不服とし、CAS(スポーツ仲裁裁判所)は逆転で有罪に。1年半の出場停止処分を受けている。

これに対し、「すでに一度潔白が証明されているにもかかわらず、再び私を裁いて有罪にする決定は不当だ」とコメント。そして3度目のドーピング検査を欠席した経緯を自身のSNSで説明した。

一定レベルのアスリートになると、滞在場所や時間を提出することが義務付けられており、ドーピング検査のための1時間を毎日指定しておかなければならない。世界中を飛び回るテニス選手は突然のスケジュール変更もあるが、その度に検査機関に報告する必要がある。それはイマーも「スポーツをクリーンに保つため」と理解している。

3度目の規則違反となったのは、2021年11月に行われたフランスのチャレンジャー大会に出場した時のこと。イマーは滞在するはずだったメインホテルから3km離れた別の大会オフィシャルホテルに突如変更となった。当然、検査機関であるWADA(世界ドーピング防止機構)にもこれを伝える必要があり、イマーはテニスコートでのパフォーマンスを最大限発揮するためにコート外のホテル予約などで頼る代理人が報告してくれると思っており、これに関しては「よくあること」だと言う。だが、この時はホテルが変更されたことを代理人は大会から知らされず。一方のイマー自身も、大会から代理人に連絡がいっていると思い込んでおり、滞在ホテルを報告しなかった。その翌日に奇しくも競技外検査が変更前のメインホテルで行われ、受けることができなかったと明かした。

「代理人はメインホテルで予約し、その確認メールも受け取っていた。だが、大会がホテルを変更した時、受け取るはずのメールを代理人は受け取っておらず、それはIT技術の上でも証明できている。私の見解では、この3度目の違反に関してできることは何もなかった」と自身のチームではどうしようもなかったと説明。最初に潔白が証明された時にはこれが理解されたとしたが、「ITFとCASはこの証拠を受け入れたにも関わらず追放が正当だとし、私にもっと違うことをすべきだったと結論付けた」とした。

「悪い夢を見ているような気分だ。正義が果たされたとは思えない。決定自体もその後の処分も、ここ数年に下された他の追放処分と比較し不釣り合いなものに思える」と処分に不満を漏らしたイマー。「僕がしたいのは最高のテニスプレーヤーになること。1年半の出場停止処分は、事実上3年間の出場禁止に等しい。ゼロからのスタートとなるため、ランキングを今の位置に戻すには長い時間と相当な努力が必要になる。そして、成功する保証すらない」と綴っている。

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