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2023.08.03

選手情報

綿貫陽介がトップ20から初勝利! 世界12位オジェ・アリアシムを下し16強。3回戦は世界36位と対戦[シティ・オープン]

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Photo by Getty Images

綿貫陽介がトップ20から初勝利


現地8月2日、「ムバダラ・シティDCオープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)シングルス2回戦が行われ、綿貫陽介(フリー/世界ランク99位)は第3シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同12位)に7-6(10)、7-6(3)で勝利。キャリア初めてトップ20を破る番狂わせを演じた。

【動画】綿貫陽介が世界12位オジェ・アリアシムを撃破! マッチハイライト

25歳の綿貫は、昨季終盤に日本で開催されたチャレンジャー大会で3度決勝に進み、そのうち2大会で優勝。145位で今季開幕を迎えると、最初のグランドスラムとなった全豪オープンで初の本戦入り、初勝利を挙げた。

その後もチャレンジャー大会だけでなく、ツアー大会の予選にも挑んでATPマスターズ1000本戦でも2度、初戦突破している。よりハイレベルな環境に身を置いた綿貫は、7月のウィンブルドンでも初勝利を挙げ、7月31日に更新された最新ランキングで99位とキャリア初のトップ100入りを果たした。

2年連続3度目の出場となった今大会の初戦では、ウー・イービン(中国/同90位)が第1セット途中で棄権。初の2回戦は第3シードのオジェ・アリアシムとの対戦となった。

この日の試合で綿貫は、リターンから積極的な攻撃を見せてプレッシャーをかけ、ストローク戦でも自己最高ランク6位のオジェ・アリアシムを相手に、一歩も引くことなく鋭いショットを放つ。ブレークチャンスを逃した直後の第4ゲームでは0-40のピンチがありながらも、サーブでこの局面を打開。互いにサービスキープしたまま、タイブレークに突入すると、10-10で綿貫の回り込みフォアハンドが決まって4度目のミニブレークに成功し、7-6(10)でセット先取した。

続く第2セット、綿貫は右肩の治療を受けるなどピンチを招いたが、2度のブレークポイントを守り切り再びタイブレークへ。先にミニブレークを許したが、1-3から6連続でポイントを奪い3回戦進出を果たした。

今季4度目のトップ20との試合となった綿貫にとってはキャリア最大の勝利。試合後には、「やっとトップ20に勝てた」と綴った。

3回戦で綿貫は、左利きのウーゴ・アンベール(フランス/同36位)と対戦。試合は現地3日のコート・ジョン・ハリス第2試合(日本時間4日1時に第1試合開始)に組まれている。


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