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2023.08.31

選手情報

世界7位チチパス、予選勝者の伏兵にフルセットで敗れ2回戦で姿を消す「純粋な戦いで僕よりもいいテニスをしていた」[USオープン]

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Photo by Getty Images

チチパス、鬼門のUSオープンでまたしても早期敗退


現地8月30日、今年最後のグランドスラム「USオープン」の男子シングルス2回戦が行われ、第7シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク7位)は、予選勝者のドミニク・ストリッカー(スイス/同128位)に4時間4分の熱戦の末に5-7、7-6(2)、7-6(5)、6-7(6)、3-6のフルセットで敗戦。「純粋な戦いで相手が僕よりもいいテニスをした」と語った。

【動画】予選勝者の伏兵ストリッカーが世界7位チチパスを撃破 マッチハイライト

25歳のチチパスは、今年7月のATP250ロスカボスで優勝を果たしているほか、グランドスラムでは全豪オープンで準優勝、全仏オープンでベスト8、ウィンブルドンでベスト16という成績を残している。

だが、今大会の前哨戦ではATPマスターズ1000トロントで初戦敗退、ATPマスターズ1000シンシナティで3回戦敗退と調子は上がっていない。6年連続6度目のシングルス本戦となった今大会は、グランドスラムで唯一3回戦を突破できていない大会。一昨年は当時世界ランク55位で18歳のカルロス・アルカラス(スペイン/現世界ランク1位)に、昨年は当時94位のダニエル・エライ・ガラン(コロンビア)に敗れており、今年も伏兵を前に大会から姿を消した。

この日は、予選から勝ち上がったストリッカーを相手に第1セット終盤でブレークを許して5-7で落としたものの、第2、第3セットをタイブレークで奪取。勝利まであと1セットとし、第4セットでも4-3でブレークに成功。5-3サービング・フォー・ザ・マッチを迎えていた。だが、第9ゲームをブレークされ、タイブレークでは追いかける展開。6-7(6)でセットを落とし、最終セットにもつれると第2ゲームでサービスゲームを破られて、そのまま3-6とフルセットの末に敗れた。

試合後、「チームのメンバーに責任を負わせるつもりはない。コート上すべてのことは僕にある」と新たにマーク・フィリポーシス氏がコーチに就任したことは影響していないとし、「純粋な戦いで、相手は僕よりもいいテニスをした。彼を祝福したい。なぜなら、僕は僕自身を良い選手だと思っているし、簡単に負ける人間、コートで楽な時間を与えるような人間にはなりたくない。うまくいかない時はうまくいかないものだ。もっと上達できるようにするよ」と潔く負けを認めた。

その上で、「今日は自分の動きに苦労した、それが一番の問題だったと思う。前の試合ではフットワークもバランスも良かったが、それを今日の試合でできなかった。コートは(ルイ)アームストロング(スタジアム)より少し速かったが、それは言い訳にならない」と試合を進めるうえで難しくなった要因を語った。

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