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2023.09.11

選手情報

ジョコビッチ、男女通じて史上最多タイ24度目のグランドスラム制覇! メドベデフを破り5年ぶり4度目[USオープン]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、USオープンを制し文句なしの世界1位に


現地9月10日「USオープン」男子シングルス決勝が行われ、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク2位)が、第3シードのダニール・メドベデフ(同3位)を6-3、7-6(5)、6-3で下し、同大会5年ぶり4度目のタイトルを獲得。そして、男女通じて史上最多タイとなる24度目のグランドスラム制覇を達成した。

【動画】ジョコビッチ、正確無比のバックハンドのダウン・ザ・ライン

今大会、2年ぶりに出場を果たしたジョコビッチは、1回戦を勝利し大会後に更新されるランキングで世界1位に復帰することが確定。3回戦のラスロ・ジェレ(セルビア/同38位)戦で2セットダウンから逆転勝利を飾った以外は、すべてストレートで勝利し、今年すべてのグランドスラムで決勝進出を果たした。

対するメドベデフは、2021年大会でジョコビッチを6-4、6-4、6-4で下してグランドスラム初優勝。ジョコビッチの年間グランドスラムを阻んだ。今大会は、4回戦のアレックス・デミノー(オーストラリア/同13位)、準々決勝のアンドレイ・ルブレフ(同8位)、そして準決勝では前年覇者のカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)を7-6(3)、6-1、3-6、6-3と3人のシードを破って通算5度目のグランドスラム決勝に進んだ。

両者の対戦成績は、9勝5敗でジョコビッチの勝ち越し。今季は2度の対戦で星を分け合っている。

第1セット、ジョコビッチは先にストレートへ仕掛ける積極的なテニスを展開。第2ゲームでいきなりブレークに成功する。最高のスタートを切ったジョコビッチは、その後もショットの精度が上がり切らないメドベデフにブレークポイントを握らせず、リードを守り切って6-3でセットを奪う。

第2セットもジョコビッチがリターンゲームでプレッシャーをかけていくが、徐々にメドベデフも対応し始め、ピンチを好サーブでしのぐ。リードを奪えなかったジョコビッチは、セット後半になるとロングラリーの度に天を仰ぎ、疲れた様子を見せる。それでも要所でネットプレーを入れながら何とかサービスキープしタイブレークに持ち込むと、2度のミニブレークを奪って1時間44分の末に第2セットを7-6(5)で取りきった。

勝利に向けて大きな第2セットを奪ったジョコビッチは、再びギアを上げて第4、第6ゲームと2度のブレークに成功。第5ゲームではこの試合唯一サービスゲームを落としたが、メドベデフの追い上げを許さずに、マーガレット・コート氏に並ぶ男女通じて史上最多タイとなる24度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。

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