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2023.09.05

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連覇狙うアルカラス、世界61位に快勝で初出場から3年連続で8強[USオープン]

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前年覇者のアルカラス、快勝で準々決勝進出


現地9月4日、「USオープン」男子シングルス4回戦が行われ、第1シードで前年覇者のカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)は、マッテオ・アルナルディ(イタリア/同61位)を6-3、6-3、6-4で下し、初出場から3年連続で8強入りを果たした。

【動画】アルカラス、イタリアの22歳をストレートで撃破 マッチハイライト

今年7月のウィンブルドンでのグランドスラム2勝目を挙げるなど、今季すでに6度のタイトルを獲得している好調のアルカラス。今大会も危なげなく勝ち上がり、この日も第16シードのキャメロン・ノリー(イギリス/同16位)を破っているアルナルディの良さを封じて、8強入りを決めた。

試合序盤から主導権を握ったのはアルカラス。常にネットへ行くような積極的な姿勢を見せるとともに、ディフェンス面でもアルナルディのカウンターのフォアハンドを決めさせず、ラリー戦に持ち込むと高い打点から鋭いショットを放つ。

第6ゲームでリードを奪い第1セットを6-3で先取すると、続く第2セットも第1ゲームでアルナルディのサービスゲームを破って、試合を優位に進める。このセットもピンチを迎えることなく第9ゲームで2度目のブレークに成功し6-3でセットを連取した。

第3セットではアルナルディに初めてのブレークを許したものの、直後のゲームでブレークバック。ギアを一段階上げてプレッシャーをかけていき、5-4でのアルナルディのサービスゲームを破り、ストレートで快勝。初出場となった2021年大会から3年連続で準々決勝に駒を進めた。

「コートで最高のプレーをするために何をすべきかに集中するようにしている」と前年覇者として戦うことは考えないようにしているというアルカラスは、左太ももにテーピングについて、深刻ではないとし「予防のため。少し痛みを感じたけど大したことはない」とプレーに影響は少ないようだ。

準々決勝では、第6シードのヤニック・シナー(イタリア/同6位)を6-4、3-6、6-2、4-6、6-3のフルセットで下した第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同12位)と対戦する。


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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma