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2023.10.15

選手情報

ダニエル太郎が野口莉央を下して本戦入り! 初戦で世界20位シェルトンと対戦「とにかくサーブに食らいつくのがキー」[木下グループ・ジャパンJO]

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ダニエル太郎がジャパンオープン7度目の本戦へ


10月15日、「木下グループ・ジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)のシングルス予選決勝が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク97位)らが本戦入りを決めた。

【画像】「木下グループ・ジャパンオープン」シングルス本戦組み合わせ

今大会で初めて予選からの出場となったダニエルは、予選1回戦でジェイソン・ジュンに逆転勝ちで予選決勝に。昨年大会でツアー本戦初勝利を挙げた野口莉央(明治安田生命/同277位)と対戦となった。

試合は立ち上がりにリードを許したダニエルだったが、0-3から2度のブレークで4-3に。野口も粘りを見せて追いついたものの、5-5の第11ゲームで4度目のブレークに成功したダニエルが7-5で第1セットを先取する。第2セットもピンチがありながらも、ダニエルは第5ゲームでのブレークを生かして6-4。2016年大会から6大会連続の本戦入りを果たした。

試合後、「自分がどう相手を崩せばいいのかを見つけるのに苦労した予選だった。でも、耐えて何とかしのげたのは精神的にも成長した」と振り返ったダニエル。

今大会は自身よりもランキングが下の選手にワイルドカード(主催者推薦)が付与され、「仕方がない」という思いがあった反面、試合中には「なんでこんなに息を上げて苦しい気持ちをしなきゃいけないのか」という悔しい気持ちもあったという。だが、それも「予選突破できたので良かったです」と笑い飛ばした。


そして注目の1回戦は、アメリカの新鋭であるベン・シェルトン(アメリカ/同20位)。全米オープン4強や直近のロレックス上海マスターズで8強と勢いのある選手で、ダニエルにとっては今年のウィンブルドン1回戦でフルセットの末に敗れている相手だ。

「鬼パワーって感じ。すごいダイナミックな選手。でも粗さもあるのでとにかくサーブに食らいつくのがキー。あと自分のサーブでどれだけ居心地悪くさせるか」と立ち向かっていきたいとし、「あと彼はいつも観客を惹きつける選手だと思うんですけど、ホームでなるべく自分に惹きつけないといけない」と観客を味方につけていきたいと語った。


なお、1回戦の相手が予選勝者だった西岡良仁(ミキハウス/同48位)はマルコス・ギロン(アメリカ/同80位)、島袋将(有沢製作所/同135位)はクリスチャン・ガリン(チリ/98位)と初戦と戦うこととなった。


<10月15日のシングルス予選決勝の試合結果>
 
○クリスチャン・ガリン(チリ/同98位)[5] 5-7 6-3 6-2 ●リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同75位)[1]

○マルコス・ギロン(アメリカ/同80位)[2] 6-3 6-2 ●内山靖崇(積水化学工業/同351位) 

○ジャック・ドレイパー(イギリス/同92位)[3] 6-1 6-0 ●ユーリ・ロディオノフ(オーストリア/同100位)[6] 

○ダニエル太郎(エイブル/同97位)[4] 7-5 6-4 ●野口莉央(明治安田生命/同277位)

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Photo by Tennis Classic