ダニエル太郎、内山靖崇、野口莉央の日本人3選手が本戦入りに王手
10月14日、「木下グループ・ジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)シングルス予選1回戦が行われ、日本人では第4シードのダニエル太郎(エイブル/世界ランク97位)と野口莉央(明治安田生命/同277位)、内山靖崇(積水化学工業/同351位)らが予選決勝に進んだ。【画像】「木下グループ・ジャパンオープン」シングルス本戦組み合わせ2019年大会でベスト8入りを果たしている内山は、元世界ランク43位のブランドン・ナカシマ(アメリカ/同122位)と対戦。第1セットは、互いにブレークのないまま迎えた第12ゲームで内山は2度のセットポイントを防いでサービスキープ。タイブレークを取りきって、7-6(6)で第1セットを先取する。
第2セットはこの試合最初のブレークを許して挽回できず4-6で落としたものの、最終セットでは安定感のあるサービスゲームを披露し、第4ゲームでのリードを保って6-3。2時間33分の熱戦を制した。
試合後、内山は「試合を通してアップダウンがあったけれど、いい時間帯の時に自分のプレーをしっかり出したうえでポイントが取れていたので、第2セットを取られてもプランを遂行できれば(最終セットも)取れるという感覚はあった。それを最後取り切れてよかった」とコメント。
予選決勝で対戦する第2シードのマルコス・ギロン(アメリカ/同80位)については、「実力者でかなり手強いですし、今日の相手のタイプとはまた違う。結果はやってみなきゃわからないので、今日のような自分らしいプレーをしたい」と意気込んだ。今大会で初めて予選からの出場となったダニエルは、ジェイソン・ジュン(台湾/同235位)のフォアハンドスライスや緩いキックサーブ、コート深くへのストロークとトリッキーな相手に、6-7(1)で第1セットを落としてしまう。それでも第2セット以降は我慢強くプレーし、見事に立て直して6-3、6-1の逆転勝ちを収めた。そのダニエルの予選決勝の相手となるのは、昨年大会で予選を勝ち抜いてツアー初勝利も挙げている野口に決まった。第8シードのウー・タンリン(台湾/同192位)と対戦し、第1セットを落とすも第2セット以降はブレークを許さず6-0、6-3と逆転勝ち。2度目のツアー本戦入りをかけてダニエルとの初対戦を迎える。<10月14日のシングルス予選の試合結果>○リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同75位)[1] 6-4 7-5 ●中川直樹(橋本総業HD/同334位)[WC]○クリスチャン・ガリン(チリ/同98位)[5] 7-6(3) 6-3 ●フィリップ・セクリッチ(オーストラリア/同298位)○マルコス・ギロン(アメリカ/同80位)[2] 6-4 6-3 ●内田海智(富士薬品/同270位)[WC]○内山靖崇(積水化学工業/同351位) 7-6(6) 4-6 6-3 ●ブランドン・ナカシマ(アメリカ/同122位)[7]○ジャック・ドレイパー(イギリス/同92位)[3] 6-4 6-4 ●清水悠太(三菱電機/同246位)○ユーリ・ロディオノフ(オーストリア/同100位)[6] 6-4 5-7 6-3 ●守屋宏紀(安藤証券/同368位)[WC]○ダニエル太郎(エイブル/同97位)[4] 6-7(1) 6-3 6-3 ●ジェイソン・ジュン(台湾/同235位)○野口莉央(明治安田生命/同277位) 5-7 6-0 6-3 ●ウー・タンリン(台湾/同192位)[8]
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