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2023.10.16

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東京五輪金メダリストのズベレフが初戦敗退「最低なプレーをしてしまった」[木下グループJO]

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トップ10のズベレフがストレートで敗れる波乱


10月16日、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)の大会初日を迎え、シングルス1回戦で2021年東京五輪金メダリストで第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク9位)が登場。ジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同60位)に3-6、4-6のストレートで敗れ、初戦突破とはならなかった。

【動画】ズベレフが魅せたバックハンドのカウンターショット&試合終了の瞬間

昨季の全仏オープンで右足首を負傷したズベレフは、カムバックのシーズンとなった今季のグランドスラムで全仏オープン4強、全米オープン8強。7月には故郷のドイツ・ハンブルクでの通算20度目のタイトルを手にすると、9月のアジアシリーズでも優勝している。

2021年の東京五輪金メダリストとして2年ぶりに戻り、「日本に帰ってくることができてうれしい。観客のない状態でプレーするのは異様な感じがした。テニスだけでなくほかのスポーツも同じだと思うが、ファンには生でスポーツを観戦する楽しみを味わってもらいたい」と語っていた。

初戦では6年2ヵ月ぶりにトンプソンと対戦。試合は第1ゲームでズベレフが0-40の好機を逸すると、浅いスライスなどでペースを狂わせてくるトンプソンに第4ゲームをブレークされてしまう。3-5での第9ゲームでのチャンスも生かせず、ズベレフは第1セットを3-6で失った。

ここまで主導権を握れていないズベレフは、状況を打開しようと攻撃的にプレーし、第2ゲームでブレークするも、直後にブレークバックを許してリードを守れず。4-4でボレーミスなどでピンチを招いて痛恨のブレークを許し、直後のゲームでも挽回できず4-6とストレートで敗れた。

試合後、「上海では体調を崩していたが、ここでは話は違う。練習の時は調子が良かったんだ。今日は特に最低なプレーをしてしまった。彼の調子が良かった、サーブが良いというのは言うまでもないが、今日は本当に悪い試合をしてしまったというしかない」と唇を噛んだ。

今季2度目のトップ10撃破を成し遂げたトンプソンは、2回戦でベン・シェルトン(アメリカ/同19位)とダニエル太郎(エイブル/同97位)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma