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2020.07.09

選手情報

アドリア・ツアー主催のジョコビッチが苦言「単なる批判を超えた魔女狩りのようだ」

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7月8日、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、主催した「アドリア・ツアー」で新型コロナウイルス陽性者を出したことへの批判が「魔女狩りのようだ」と、母国セルビア紙「Sportski Zurnal」に語った。

その「アドリア・ツアー」は、ジョコビッチのほかドミニク・ティエム(オーストリア)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)などのトップ選手が参加。6月13日にセルビア・ベオグラードで開幕。新型コロナウイルスの状況が改善したとはいえ、第一戦のセルビア大会では会場には4000人が集結。ソーシャルディスタンスが守られず、マスク着用の義務もない状態で行われた。さらに大会後には、選手がクラブで半裸となって踊っていた様子がSNSに投稿された。そして第二戦のクロアチア大会でもバスケットボールやハグする様子などが報道されると、その直後に、ジョコビッチやディミトロフ、チョリッチなど6名に新型コロナウイルス陽性反応が出てしまった。

これらの行動に多くの批判が殺到しており、大会を主催したジョコビッチは、「最近は批判ばかりが目につき、その多くは悪意に満ちたものだ。それは単なる批判を超えた何か意図のある魔女狩りのようなものだ」と、同紙に語った。
続けて、「我々はすべての法規制を遵守した。教訓を学び、いくつかのことは別の方法でも行うことができたかもしれない」とコメント。政府が決めた規則を守っていたことを主張している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma