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2024.11.26

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錦織圭がATPアワードのカムバック賞にノミネート。世界ランク581位→107位に上昇

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錦織圭がカムバック賞にノミネート。ATPアワードの候補者が発表


11月25日、ATP(男子プロテニス協会)は今年のATPアワードで選手投票で決まるMIP賞(最も上達した選手)、カムバック賞、新人賞、ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞、コーチ投票で決まる最優秀コーチ賞の候補者を発表。カムバック賞では、世界ランク107位の錦織圭(ユニクロ)がノミネートされた。

【動画】錦織圭、1年5ヵ月ぶりのチャレンジャーのタイトルを獲得 優勝の瞬間

9月の「木下グループジャパン・オープン」(東京・有明/ATP500)で8強入りした34歳の錦織は、その後ツアー下部の「HPPオープン」(フィンランド・ヘルシンキ/チャレンジャー125)で1年5ヵ月ぶりにタイトルを獲得。7月に581位まで落ちたランキングは、世界107位まで上昇し、「トップ100に近づいていて、次の目標はトップ50になる。勝ち続けていきたい」とシーズンを終えた。

ケガを乗り越えて、再度ツアーのトップ選手となった選手に与えられるカムバック賞は、錦織のほかマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同35位)とマリン・チリッチ(クロアチア/同181位)がノミネートされている。

足首などの度重なる怪我で実戦から離れていた元世界6位のベレッティーニは、今年3月に復帰し3大会目でツアー優勝。7月のATP250グスタード、キッツビュールで2週連続優勝を果たして、今季3度のタイトルを獲得した。

右膝の怪我で今年1月に一時ランキングが消滅していた元世界3位のチリッチは、9月の「杭州オープン」(中国・杭州/ATP250)で世界777位でタイトルを獲得。ATPツアーにおける最も低いランキングで優勝した。

なお、MIP賞、新人賞、ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞、最優秀コーチ賞の候補者は以下の通り。

<ATPアワード受賞候補者一覧>
[カムバック賞]
●ケガを乗り越えて、再度ツアーのトップ選手となった選手

錦織圭(ユニクロ/世界ランク107位)
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同35位)
マリン・チリッチ(クロアチア/同181位)

[MIP(Most Improved Player)賞]
●ランキングが大幅に上昇し、年間を通じて素晴らしいパフォーマンスを見せた選手

ジャック・ドレイパー(イギリス/同15位)
トマシュ・マハチ(チェコ/同25位)
ジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同31位)
アレハンドロ・タビロ(チリ/同23位)

[新人賞]
●今シーズン、トップ100入りを果たし、ツアーで最も大きなインパクトを与えた21歳以下の#NextGenATP選手(過去の受賞者は対象外)

ヤクブ・メンシク(チェコ/同48位)
シャン・ジュンチャン(中国/同50位)

[ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞]
●シーズンを通して、プロ意識と誠実さを持って行動し、仲間の選手と公正に競い合い、コート外での活動を通じてゲームを推進した選手

カルロス・アルカラス(スペイン/同3位)
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同10位)
キャスパー・ルード(ノルウェー/同6位)
ドミニク・ティエム(オーストリア/同519位)

[最優秀コーチ賞]
●今シーズン、選手をより高いレベルに導いたコーチ。( )内は指導選手 ※コーチによる投票

ザビエル・マリーセ(アレクセイ・ポピュリン)
エマニュエル・プランク(ジョバンニ・ムペシ・ペリカール)
マイケル・ラッセル(テイラー・フリッツ)
ブラッド・スタイン(トミー・ポール)
ジェームス・トロットマン(ジャック・ドレイパー)

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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