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2025.01.17

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大坂なおみ、第1セット終了後に無念のリタイア。4年ぶりのグランドスラム16強ならず[全豪オープン]

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大坂なおみ、途中棄権で全豪オープン4回戦進出ならず


現地1月17日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク51位)は東京五輪金メダリストで元世界4位のベリンダ・ベンチッチ(スイス/同294位)と対戦。6-7(3)と第1セットを失ったところで大坂は途中棄権した。

【動画】大坂なおみ、無念のリタイアで4回戦進出ならず 1&2回戦マッチハイライト

昨季は出産を経てカムバックし、ランキングをトップ100まで戻した27歳の大坂。2025年シーズン開幕戦となった「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/WTA250)では決勝では腹筋を痛めて途中棄権し準優勝している。

2019、2021年と2度制している全豪オープン。1回戦では昨年大会初戦で敗れたキャロライン・ガルシア(フランス/同67位)を6-3,3-6,6-3のフルセットで下すと、2回戦では昨年の全米オープン2回戦で敗れた第20シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/同20位)を1-6,6-1,6-3の逆転で下し、雪辱を果たした。

3回戦の相手となった東京五輪金メダリストで元世界4位のベンチッチは、大坂と同じく昨年4月に娘を出産し、10月に母親となってコートへカムバック。今大会が2023年全米オープン以来のグランドスラムとなった。

直接対決では大坂の2勝3敗と、約2年9ヵ月ぶりの対戦となったこの日の試合。立ち上がりでブレークを許した大坂だが、直後の第2ゲームではリターンからベンチッチを揺さぶりすぐさまブレークバックする。力で押していくのではなく、リラックスし丁寧なショットでラリーを組み立て、第4ゲームも破った。

このままセットを奪うと思われたが、前哨戦で負傷した腹筋が痛むのか満足なサーブが打てない。5-3の第9ゲームを失ってしまい、第11ゲームはキープしたもののエンドチェンジ時にはトレーナーを呼んで痛み止めを服用。プレーを続けたが、そのままもつれたタイブレークを失い、大坂は途中で試合を終えることを決断した。

ベスト16入りを果たしたベンチッチは、4回戦で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)と第30シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/同29位)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma