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2025.01.20

選手情報

前年覇者シナーが世界13位ルーネを下して8強入り。苦しい時間帯を乗り越え白星「応援が大きな意味を持った。90%はみんなのおかげ」[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

シナーがルーネを下して2年連続全豪8強


現地1月20日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス4回戦が行われ、前年覇者で第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)が、第13シードのホルガー・ルーネ(デンマーク/同13位)を6-3,3-6,6-3,6-2で下し、8強入りを果たした。

【動画】シナーがサーブでネットストラップを破壊し試合が中断…&マッチハイライト

23歳のシナーは、昨季の全豪オープンでグランドスラム初優勝を果たすと、ドーピング問題で精神的に難しい中で全米オープンも制した。ATPマスターズ1000を3大会、ツアー最終戦も優勝するなど計8度のタイトルを獲得。国別対抗戦「デビスカップ」でもイタリアを優勝に導いた。

6年連続6度目の出場となった今大会は、前哨戦を戦っていないシナーにとって今季初戦。1回戦はニコラス・ジャリー(チリ/同36位)を7-6(2),7-6(5),6-1、2回戦でトリスタン・スクールケイト(オーストラリア/同173位)を4-6,6-4,6-1,6-3、3回戦でマルコス・ギロン(アメリカ/同46位)を6-3,6-4,6-2で破っている。

4回戦では第13シードのルーネと対戦。第1セットではストロークでミスが出て流れに乗れないルーネをしり目に、安定したサービスゲームを披露したシナーが6-3で先取する。

しかし、激しいラリー戦に辛そうな表情を浮かべるシナー。第2セットを3-6で失うと、第3セット途中にはメディカル・タイムアウトを取った。これが奏功したか、動きやスイングに力が戻ってくるとセット終盤にリードを奪って6-3とする。

第4セット第2ゲーム途中にはシナーのサーブがネットにかかると、ネットの高さを調整するネットストラップを固定する金具が破損。約20分の中断があったが、シナーの勢いは止まらず、2度のブレークで差を広げて6-2と、ベスト8入りを果たした。

試合後には、試合当日の朝から体調が悪かったと明かしたシナー。「今日は応援が大きな意味を持った。今日は本当にみんなが必要だったよ。90%はみんなのおかげで、10%は僕がみんなを喜ばせようとした結果だね」とファンに感謝した。

準々決勝では、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同8位)とアレックス・ミケルセン(アメリカ/同42位)の勝者と対戦する。

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