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2025.01.21

選手情報

ジョコビッチ、アルカラスを逆転で下し全豪4強!グランドスラム通算50度目の準決勝進出[全豪オープン]

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ジョコビッチ、世界3位アルカラスを破って全豪オープン12度目の準決勝進出


現地1月21日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)と同大会を10度制している第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同7位)が対戦。4-6,6-4,6-3,6-4とジョコビッチに軍配が上がり、ベスト4入りを果たした。

【動画】ジョコビッチ、スーパープレーを披露して第3セットを奪取&マッチハイライト

21歳のアルカラスは、全豪オープンに4度目の出場。すでに全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンを制しており、今大会を制すと、オープン化以降ではラファエル・ナダル(スペイン)が持つ24歳88日で達成した男子史上最年少での生涯グランドスラムを塗り替えることとなる。

対する37歳のジョコビッチは、全豪オープンに20度目の出場。史上最多10度のタイトルを誇り、今大会で優勝すれば男女を通じて史上最多25度目のグランドスラム制覇、そしてツアー通算100勝目となる。

過去7度の対戦成績では、ジョコビッチの4勝3敗。直近では昨年8月のパリ五輪シングルス決勝で対戦し、7-6(3),7-6(2)でジョコビッチが勝利している。

第1セット、冷静にラリーを組み立てて攻めるジョコビッチに対して、アルカラスはミスが出ながらも爆発力のあるストロークでウィナーを奪っていく。互いに1度ずつブレークし競った展開の中、4-4の第9ゲームでアルカラスが3度訪れたチャンスを活かしきってブレークした。その後、メディカル・タイムアウトで左足の治療をしたジョコビッチ。アルカラスがそのまま6-4で第1セットを奪った。

挽回したいジョコビッチは、第2セットで左足の影響を考えてか、テンポの速いストロークや積極的なネットプレーで仕掛けていく。この戦術が功を奏し、第10ゲームではアルカラスのミスなどで0-40と状況を作ると最後はバックハンドのリターンエース。6-4でセットを奪い返した。

これで勢い乗ったジョコビッチは、ストロークの精度が一段と上がり、アルカラスにプレッシャーをかけ続ける。4-2ではアルカラスに追いつかれたものの、第8ゲームではコート深くへ配球されたショットで再びリードを奪って、第3セットを6-3でセットを連取。

第4セットもフットワークが戻ったジョコビッチが第1ゲームでブレークする。アルカラスも追い上げて拮抗したラリー戦が繰り広げられたが、4-3の第8ゲームではピンチを迎えたジョコビッチがこれを守り切って6-4。3時間37分の熱戦をものにして全豪オープン12度目の4強入りを果たした。

グランドスラム通算77度目の出場で50度目の準決勝進出を果たしたジョコビッチは、準決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)と対戦。ズベレフは、準々決勝で第12シードのトミー・ポール(アメリカ/同11位)を7-6(1),7-6(0),2-6,6-1で下している。

両者の対戦成績は、ジョコビッチの8勝4敗。2023年8月のATPマスターズ1000シンシナティ準決勝以来、約1年5ヵ月ぶりの対戦となる。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma