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2025.03.19

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大坂なおみ、2か月ぶりの勝利「一番誇れるのは自分の動き」。今の状態は「75点くらい」[マイアミ・オープン]

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Photo by Getty Images

大坂なおみ、全豪以来の白星に「こういった試合が一番楽しい」


現地3月18日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)で大坂なおみ(フリー/世界ランク61位)は予選勝者を下して初戦突破。全豪オープン以来、約2か月ぶりに白星を挙げ、「一番誇れるのは自分の動き」と語った。

【動画】大坂なおみが2か月ぶりに白星「マイアミ・オープン」1回戦ハイライト

27歳の大坂は、今季開幕戦となった「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/WTA250)で2年9か月ぶりにツアー決勝に進出したものの、腹筋を痛めて棄権し惜しくも準優勝。その後、全豪オープンでは2試合のフルセットを2試合勝ち抜いたものの、前哨戦で痛めた腹筋の痛みが再発し、3回戦を途中棄権していた。

前々週は、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)に出場。1か月半ぶりの実戦では、初戦で敗れている。

2年連続8度目の今大会1回戦では、予選から勝ち上がっているユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ/同108位)と対戦。第1セットを失いながらも、第2セットを2-4から4ゲーム連取で巻き返すと、最終セットは計3本のブレークポイントを防いで3-6,6-4,6-3と逆転勝ちし、全豪オープン以来の勝利を手にした。

試合後、大坂は「すごく難しい試合だったと思うけど、こういった試合が一番楽しい。たくさん学んだ気がするからこれを続けていけたらいい」と振り返った。

特に、「一番誇れるのは自分の動き。今日はたくさんのボールを返せたと思う。しばらくの間、自分の足を頼りにしてプレーすることを意識していなかったから、こうして自分のフィットネスの状態を戻せてうれしい。出産後、長い道のりだったけど、それを乗り越えてここまで来れたことに満足している」と、フットワークを意識してプレーできたことが良かったと話す。

一方、改善点は落ち着いてプレーすること。「今日は少し焦ってしまって、ショットが思うようにいかなかったことがあった。試合を重ねることでそれを克服できたら」とした。

妊娠・出産からカムバックを果たし、1年以上が経過するがまだ道半ば。同じ母親としてプレーする選手から刺激を受けながらも、上位の選手と戦いたい、自分も同じようにプレーしたいという思いから焦りもあると言う。

それでも、今はただ「一日一日を大切にしている」とトップへ戻るためのレールを歩んでいく。「オーストラリアでは良い感触があったけど、その後怪我をして1ヵ月ほどプレーできなかったので、その期間が響いた。まだ自分の思った通りにショットが打てていないから完全ではない。だから、75点くらいかな」とも話し、徐々に感覚も戻ってきた。

2回戦では第24シードのリュドミラ・サムソノワ(同21位)と対戦。「自分のホーム」とも話すマイアミの地でシード撃破となるだろうか。

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