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2025.09.07

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サバレンカ 全米オープン連覇達成!アニシモワとの激しい打ち合いを制して4度目のグランドスラム制覇

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サバレンカ アニシモワをストレートで破って全米オープン連覇


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス決勝が現地9月6日に行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)と第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ/同9位)が対戦。サバレンカが6-3,7-6(3)でアニシモワを破って、4度目のグランドスラム優勝。同大会では11年ぶりの連覇を成し遂げた。

【動画】白熱ラリーからサバレンカが絶妙タッチのドロップショット

27歳のサバレンカは、今年行われたグランドスラムですべて4強入り。全豪オープンと全仏オープンでは準優勝している。

8年連続出場となった今大会は、1回戦でレベカ・マサロバ(スイス/同108位)、2回戦でポリーナ・クデルメトワ(同67位)、3回戦で第31シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/同30位)、4回戦でクリスティーナ・ブクサ(スペイン/同95位)をいずれもストレートで破り、準々決勝ではマルケタ・ボンドロウソワ(チェコ/同60位)が試合前に棄権。昨年決勝と同カードとなった準決勝では、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同4位)に逆転勝ちし、3年連続で決勝に進んだ。

対する24歳のアニシモワは、燃え尽き症候群で一時期コートを離れたものの、昨年カムバック。今年7月のウィンブルドンで準優勝し、今大会も準々決勝で第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)、準決勝で第23シードの大坂なおみ(フリー/同24位)を破る快進撃を続け、初めてのグランドスラム決勝進出を決めた。

強打を武器にプレーする2人の一戦は、試合開始から激しい打ち合いとなった。第1ゲームで3度のブレークポイントを活かせなかったアニシモワに対して、第2ゲームではサバレンカがチャンスを確実に活かしてブレークする。

アニシモワもすぐに立て直して攻め込み、1ブレークアップとしたが、攻守にわたって安定感で上回ったサバレンカ。アニシモワのショットが乱れたのを見逃さずに2-3から4ゲームを連取して6-3で第1セットを奪う。

続く第2セット、アニシモワのコート深くへ突き刺さるパワフルなショットを耐えるサバレンカがリード。準決勝の大坂戦でもプレッシャーのかかる場面で強さを発揮してきたアニシモワは、観客の声援も後押しとなって、サバレンカのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった4-5の第10ゲームで、ウィナーを叩き込んで土壇場でブレークバックする。

だが、息詰まる攻防の中で突入したタイブレーク、レベルの高いプレーを維持し続けたサバレンカが0-1から6連続ポイント。最後はアニシモワのリターンがサイドラインを割って、見事大会連覇を達成した。

全米オープンの連覇は、2012~2014年に制したセリーナ・ウイリアムズ以来、実に11年ぶりとなった。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma