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2025.10.16

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大坂なおみ 左脚負傷も涙の勝利で8強「良いプレーをしたかった」[木下グループジャパンオープン]

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大坂なおみ 前年覇者とのフルセットマッチを制して8強


10月15日、女子ツアー「木下グループジャパンオープン」(大阪・モリタテニスセンター靭/WTA250)シングルス2回戦が行われ、前年覇者を7-6(6),3-6,6-2で破った第1シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク16位)が8強入り。勝利後の涙について、見に来てくれた人たちのために「良いプレーをしたい気持ちがあった」と語った。

【動画】大坂なおみ 前年覇者を破って「木下グループジャパンオープン」準々決勝進出 マッチハイライト

今大会1回戦でプロデビュー戦となった園部八奏(そのべ・わかな/IMG/同266位)を6-0,6-4で下した大坂。16日は28歳の誕生日となり、この日行われた2回戦が27歳最後の試合となった。

昨年大会で予選から勝ち上がりツアー初タイトルを手にしたスーザン・ラメンス(オランダ/同57位)との2回戦、大坂は感情の浮き沈みはありながらも、我慢強く相手と打ち合う。1セットずつを取り合って迎えた最終セット、大坂は一気に5ゲームを連取。観客も含めて勝利ムードが漂った。

しかし、第6ゲームで左太ももを負傷。メディカル・タイムアウトでテーピングを巻いて再開したが、満足なプレーができない。ビッグショットを放つも決めきることができず、不安な表情を浮かべてコーチのトマーシュ・ビクトロフスキー氏ら陣営とも言葉を交わした。

2ゲームを奪われた第8ゲーム、最後の力を振り絞ってラメンスのショットに食らいついて、3度目のブレークに成功。マッチポイントでは、クロスコートへのバックハンドショットが決まると、かがんで思わず目頭を押さえた。

会見では、「勝てたことはうれしいけど、理想的な終わり方ではなかった」と話す大坂。「感謝の気持ちがあった。ここでプレーする機会も頻繁にあることではない。地元に帰ってきたような気持ちもあるし、見に来てくれた人たちのためにも良いプレーをしたい気持ちがあった」と試合後の涙の理由を明かした。

怪我については、「私は治るのが早いタイプ。次の試合には間に合ってくれるのを願っている」と語っている。

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写真:Tennis Classic