close

2020.09.29

大会情報

今大会注目の若手、シナーがゴファンから11ゲーム連取で撃破!

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

9月27日、全仏オープンテニスが開幕し、イタリアの若手注目株のヤニック・シナーが、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を7-5,6-0、6-3のストレートで下し、オープニングマッチを飾った。

昨年、将来有望な21歳以下で争われる「Next Gen ATP ファイナルズ」で優勝を飾った19歳のシナー。これまでゴファンとの対戦成績は1勝0敗と少ないが、USオープンやシンシナティなどでともに練習を行い、どのようなプレーをするかよく知る仲だった。


若き力にストレートで敗れたダビド・ゴファン

その中で、シナーはブレーク合戦となった第1セットを先取すると、第2、3セットも奪いストレートで勝利。「第1セットを取ったことでプレーが楽になった。彼(ゴファン)はトップ10、15の選手。常に集中してプレーしないといけないし、今日はそれができた」と勝因を語った。

今大会がグランドスラムの本戦初出場となったシナーは、昨年と比較できないとしながらも、「(コートの状態は)簡単ではない。かなり遅い」と選手にとって難しい状況であるとコメント。さらに、「(ボールが)新品なら最初の2ゲームぐらいは大丈夫だが、その後はどんどん遅くなっていく。だから適切なスピードでプレーしなければいけないんだ」と、プレーに気を遣うとした。


トップ100で最年少19歳のシナー

それでもゴファン相手に第1セット後半から第3セット序盤にかけて、なんと11ゲームを連取したシナー。「11ゲーム連続で奪うことなんて考えていなかったよ。なぜなら状況はすぐに変わることもあるから。彼らはその差を感じさせないんだ」と、トップ選手が相手だったからこそ油断することなく最後までプレーすることができたとした。
敗れたゴファンは「負けたのは辛いが、彼は素晴らしい選手」と称えている。

シード選手を破り、勢いに乗るシナーがどこまで突き進むのか要チェックだ。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma