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2020.09.29

選手情報

ビランデル氏がマレーのプレーを酷評もキリオスは擁護

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9月27日の全仏オープン初日でスタン・ワウリンカ(スイス)に1-6、3-6、2-6で完敗したアンディ・マレー(イギリス)にグランドスラム7勝のマッツ・ビランデル氏が「ワイルドカードをもらうべきではない」と批判している。

マレーは、8月22日のATPツアー再開と同時に復帰。「ウェスタン&サザン・オープン」の2回戦では、のちにUSオープンで決勝に進出した世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に勝利し、華々しい復帰戦を飾った。

しかし、USオープンの初戦で西岡良仁(ミキハウス)に勝ったのち、2回戦でフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)に完敗すると、ワイルドカードを得て出場した全仏オープンでグランドスラムを3度制したベテラン、ワウリンカにまたしても完敗を喫した。10本のウィナーに対して、26本ものアンフォーストエラーを犯し、かつてミスを少なく粘り強いプレーが持ち味だったマレーとは思えない動きを見せた。

この結果に、グランドスラム7勝のレジェンド、マッツ・ビランデル氏は『ユーロスポーツ』で「僕は少しがっかりしているんだ。アンディは自分のことを考えるのをやめて、自分が何者なのか考える必要がある。彼に若い選手のワイルドカードを奪う権利があるのか?」と酷評。股関節の怪我で一時は引退の危機もあったマレーに対し、厳しい意見を述べた。

しかし、マレーを擁護する人物がいるのも事実。それが、なんと“悪童”ニック・キリオス(オーストラリア)だ。自身のツイッターで「アンディ・マレーについてビランデルが言ったことを読んだ。黙れマッツ、誰もあんたのことなんて気にしてない。マレー、君がいつまでいても僕らは君のテニスとおしゃべりに感謝し楽しんでいる。マッツ・ビランデルの試合なんて見たことがない」とマレーへの批判を一刀両断。同じ舞台で戦う選手を擁護した。

これまでマレーはキリオスと共にインスタグラムでライブ配信を行ったり、キリオスの慈善活動にも協力。キリオスは仲間が罵られていることに我慢できなかったのかもしれない。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma