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2020.10.01

大会情報

西岡良仁は2回戦敗退 チャンスをものにできず「モヤモヤする」/ダブルスもスタート!<全仏オープン4日目>

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フランス期待の若手に
苦しい展開となった西岡

9月30日、全仏オープン4日目に西岡良仁(ミキハウス)が登場。世界ランキング239位でワイルドカードのヒューゴ・ガストン(フランス)に4-6、6-7(4)、6-3、2-6で敗れ、3回戦進出を逃した。

西岡は1回戦で第19シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)の特徴である攻撃力を完全に封じ、ストレートで快勝。得意のラリー戦で常に優位を保った。
対する、ガストンは2018年のユース五輪で金メダルを獲得している20歳。現在は主にチャレンジャー大会を転戦している選手だ。今大会では将来有望選手としてこの試合には男子デビスカップチームのキャプテン、セバスチャン・グロージャンも視察に訪れており、将来を期待されている。



「情報がほとんどなかった」と言う西岡は第1セット、相手のプレーを把握するかのようにラリー戦へ持ち込むが、絶妙なタイミングで放つガストンのドロップショットに揺さぶられ、セットを落とす。
第2セットでも第1ゲームをラブゲームで落とし、リードを許す西岡。その後追いついたが、西岡リードの6-5で3度あったブレークポイントを生かすことができずタイブレークへ突入。拮抗したラリーが続いたものの、これも落とし2セットダウンとなった。
その後、西岡は1セットを返したものの、ガストンのドロップショットや緩急を使ったプレーを攻略することができずセットカウント1-3で敗れた。

この試合、22本のブレークポイントのうち5本しか生かすことができなかった西岡。「内容的に見ると、自分が勝っていてもおかしくない。一本が取れないことで流れに乗れず、再びチャンスを作っても取れなかった。モヤモヤする試合だった」と、チャンスをものにできないことを悔やんだ。


ダブルスもスタート
土居ペアが2回戦へ

また、同日にはダブルスもスタートし、モニカ・ニクレスク(ルーマニア)とペアを組んでいる土居美咲(ミキハウス)が2回戦に進出。日比野菜緒(ブラス)/二宮真琴(エディオン)とマクラクラン勉(イカイ)/ルーク・バンブリッジ(イギリス)、西岡/リカルダス・ベランキス(リトアニア)組は、初戦敗退となった。




●日本人結果
<シングルス>
錦織圭 4-6 6-2 6-7(7) 6-4 2-6 S.トラバグリア(イタリア)
西岡良仁 4-6 6-7(4) 6-3 2-6 H.ガストン(フランス)

<ダブルス>
西岡良仁/R.ベランキス 4-6 3-6 A.ベデネ(スロベニア)/D.ノバク(オーストリア)
マクラクラン勉/L.バンブリッジ 4-6 6-7(4) W.クールホフ(オランダ)/N.メクティッチ(クロアチア)
土居美咲/M.ニクレスク 6-4 6-2 I.バーラ(ルーマニア)/F.ストーラー(ハンガリー)
日比野菜緒/二宮真琴 6-7(5) 7-5 4-6 K.ペシュケ(チェコ)/D.シュールズ(オランダ)

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma