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2020.10.04

大会情報

若者に負けん! クビトワが18歳新鋭から逆転勝利<全仏オープン7日目>

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全仏オープン7日目となった10月3日、第7シードのペトラ・クビトワ(チェコ)が、世界ランキング100位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)にリードを許したものの、7-5、6-3のストレートで破り、ベスト16進出を決めた。

グランドスラム3回戦の中で最年少18歳のフェルナンデスは第1セット、攻撃的なテニスでゲームを支配。2度のグランドスラムチャンピオンに対して5-1とリードを作った。
しかし、ここからクビトワが逆襲。コートを広く使ってフェルナンデスを左右に動かすと、ネットプレーでも確実にポイントにし、2つのブレークに成功。5-5に追いつく。フェルナンデスの勢いを完全に削ぐと、第11ゲームでもブレークし第1セットを奪った。


昨年の全仏オープンジュニア優勝者のフェルナンデス

第2セットに入り、切り替えたいフェルナンデスだったが、クビトワが第1ゲームでブレークすると、その後も2度のブレークに成功。積極的にネットプレーに出たことが功を奏し、パワーだけでなくプレーの引き出しの多さでベスト16を決めた。

試合後、「彼女は素晴らしいプレーをしていた人を動かすのがうまく、たくさんのボールを拾ってきた。簡単ではなかったが、攻略できてよかった」とコメントしたクビトワ。1-5とリードを許した場面では、「ベースラインでポイントを奪うのは難しいので、もっとネットに行こうと思った。それが第1セットの逆転のきっかけになった」と、第1セットが勝負のカギだったと語った。

4回戦では、中国のジャン・シューアイと対戦。クビトワは、「彼女と対戦出来て本当にうれしいわ。彼女はいつも挨拶をしてくれるし、いつも笑顔でいてくれる。彼女のことが本当に好きだわ」と対戦を楽しみにした。その上で、「アグレッシブなプレーヤーで、ローラン・ギャロスが合っている。今日のようにすべてのポイントを取りに行く必要があるわ。戦術の問題ではなく、ハードヒットしていかないといけない」と、技術より力で真っ向勝負するとした。

全仏オープンは、2012年のベスト4が最高成績のクビトワ。8年ぶりのベスト8へ勝利を手にすることができるか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma