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2020.10.23

選手情報

ジョコビッチが2度のグランドスラム敗戦を後悔も「人生で一番のテニスしている」

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世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が10月22日、母国セルビア・ベオグラードでの練習後に会見を行い、優勝できなかったグランドスラムへの悔しさを語ったと、海外メディア『Ubi tennis』が報じている。

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新型コロナウイルスの流行により、大会数が大きく減少しているにもかかわらず、今シーズンすでに4勝。37勝2敗という、ほぼ完璧な成績を残しているジョコビッチ。だが、その2敗こそ、ジョコビッチにとっては大きい敗戦だという。
一つは、USオープン4回戦で誤って線審にボールをぶつけてしまい、失格になったこと。そしてもう一つが、全仏オープン決勝でライバル、ラファエル・ナダル(スペイン)に完敗を喫したことだ。

「ニューヨークでも、パリでもトロフィーを獲得していないのは少し後悔している。全仏オープンでは決勝でより優れた相手がいて、自分のレベルがそれに達していなかった。ニューヨークでは不運な出来事があった」と、シーズン再開後に行われたグランドスラムで優勝できなかったことを残念がった。
それでも、「失格をカウントしなければ、今年は1試合しか負けていないから、人生で一番のテニスをしているかもしれないと言える。今年は、2011年(シーズン10勝)や2015年(同11勝)と比較することができるだろう」と、テニス選手として最高の状態であると語った。

今シーズン、パリ・マスターズをスキップし、ウィーン大会(ATP500)とツアー最終戦に集中するとしたジョコビッチ。ディフェンディングチャンピオンである全豪オープンについては、オーストラリアが渡航者に対して2週間の隔離期間を義務付けており、渡航時期については未定だとした。
「隔離期間が短くなることを願っている。でも、そうならない場合はもっと早くオーストラリアに行かなければならないだろう」と、出場は明言しなかったものの、現地の状況に対応するとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma