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2017.07.20

メーカーズボイス

ウィンブルドン2017 REPORT

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錦織 圭
日本男子単独2位となるウィンブルドン12勝目
3回戦で屈すも、ハードコートシーズンに期待

シーズン序盤、錦織 圭を悩ませた故障や自らのプレーに対する不安は、2年ぶりのベスト8進出を果たした全仏オープンでいったん終止符が打たれた。 しかし、サーフェスはクレーから芝へ。戦う者に容赦なく過酷な環境の変化を強いるのが、プロツアーの世界だ。そんな中、錦織は1回戦でチェッキナートに対して失ゲームわずか2という圧勝。自身にとって四大大会最短の72分という絶好のスタートを切った。 この勝利はまた、錦織にとってウィンブルドンにおける通算12勝目となり、清水善造を抜いて日本男子単独2位に(1位は佐藤次郎の持つ14勝)。



続く2回戦の相手は、芝を得意とするスタコフスキー。しかし、そのサーブに苦しめられながらも、「バーン95CVリバース」を手にした錦織は、3時間を越える戦いの末に勝利を手にした。

迎えた3回戦で対したのは、安定したストローク力を持つバウティスタ・アグ。2回戦とは趣きを変えながら、この試合もまた3時間を越える熱戦となったが、錦織はつかみかけたチャンスを生かしきれず敗れ、今年のウィンブルドンの戦いを終えた。

過去4戦全勝だったバウティスタ・アグに対して「自分から展開していくのが難しかった」と振り返った錦織。その口惜しさを力に変え、間もなく始まるハードコートシーズンでは再び、錦織らしい展開の速いテニス、変幻自在なテニスを見せてくれるに違いない。

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