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2020.10.30

大会情報

日比野菜緒がジュニア時代からのライバル・穂積絵莉を破りベスト8! <全日本テニス選手権2日目>

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10月29日、「三菱 全日本テニス選手権95th」(10月28日~11月1日/東京・有明)の女子シングルス2回戦が行われ、第1シードの日比野菜緒(ブラス)や第2シードの内藤祐希(亀田製菓)ら上位シードが準々決勝にコマを進めた。

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日比野は、同じ1994年生まれでジュニア時代から競い合ってきた穂積絵莉(日本住宅ローン)と対戦。
第1セットを6-4で取った日比野だが、「彼女(穂積)のフォアハンドのミスが減り、私も引いてしまった」と第2セットを2-6で落として、試合はファイナルセットへ。その第3セットでは、穂積にリードを許したが、集中力を高めた日比野のミスが減らし、終盤で逆転。勝利を手にした。

プレーの特徴や苦手なショットを知り尽くした相手との対戦に、「タフな試合になるとわかっていた。予想どおりの試合になった」と振り返った日比野。「彼女とこれだけいい試合ができてうれしい。勝てたのは本当にうれしい」と、この試合でさらに自信を深めた。

その日比野との対戦を心待ちしているのが、ディフェンディングチャンピオンの本玉真唯(島津製作所)だ。
2回戦で鮎川真奈(エームサービス)を6-4、6-4のストレートで下した本玉は、「日比野さんと戦いたいので決勝まで行きたい」と対戦を熱望。「世界のトップにいて、グランドスラムも出ている。(9月の)WTAツアーでもベスト4だった。高いレベルの人と戦えれば、自分に足りないものや通用するところが見つかる」と、さらなる成長を求めた。


「2連覇したい」と意気込みを語った本玉真唯

また、今大会初出場の佐藤久真莉(富士薬品)が井上雅(テニスラウンジ)を3-6、6-1、6-4の逆転で勝利を掴み、ベスト8に進出した。
元デビスカップ代表の近藤大生氏から指導を受けている佐藤は、「自分の良さを出していくこと。得意のフォアを使ってどういうプレーをした方がいいか、試合中の相手との駆け引きなど考えるプレーをしようと教えられている」という。
この日の試合でも第1セットを落としたものの、「自分からアグレッシブにいってみようとした」と、劣勢の場面でもすべきことにフォーカス。ストロークを軸に積極的な攻撃で井上を押し切った。
「私は向かっていくだけ。チャレンジャーの気持ちで1試合ずつ戦っていきたい」と目の前の試合に集中するとした。


初出場にしてベスト8進出した佐藤久真莉

<女子シングルス2回戦の結果>
日比野菜緒(ブラス/[1]) 6-4 2-6 6-4 穂積絵莉(日本住宅ローン)

内藤祐希(亀田製菓/[2]) 6-1 7-6(5) 瀬間詠里華(橋本総業HD)

本玉真唯(島津製作所/[4]) 6-4 6-4 鮎川真奈(エームサービス)

牛島里咲(マサスポーツシステム) 6-4 5-7 7-6(9) 加治遥(島津製作所/[5])

波形純理(伊予銀行/[8]) 6-3 6-3 上田らむ(ノア・インドアステージ)

美濃越舞(安藤証券) 6-4 6-7(5) 6-4 山口芽生(橋本総業HD)

佐藤久真莉(富士薬品) 3-6 6-1 6-4 井上雅(テニスラウンジ)

秋田史帆(橋本総業HD) 4-6 6-3 6-0 本藤咲良(マサスポーツシステム)

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma