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2020.11.01

大会情報

【全日本選手権男子決勝】中川が初優勝! ストレートで今村を下す!!

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11月1日、「三菱 全日本テニス選手権95th」(10月28日~11月1日/東京・有明)の男子シングルス決勝が行われ、中川直樹(橋本総業HD)が6-1、6-2で今村昌倫(慶應義塾大学)を下し、初優勝を果たした。

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中川のサーブからスタートした試合だったが、いきなり今村がブレーク。「いきなりブレイクされてやばいなと思ったが、今大会、冷静にプレーできていた」という中川は、第2ゲームでブレークバックに成功。波乱の幕開けとなったが、試合は思わぬ展開となる。


ストレートで全日本選手権優勝を果たした中川

「出だしは緊張からプレーが堅かった」という中川は、サーブ、成長したというフォアハンドを基点にポイントを積み重ねていくと、5ゲーム連取。第1セットを6-1で奪取する。巻き返しを図りたい今村だったが、準決勝までに見せていたカウンターショットが見られない。その原因は、昨日までプレーしていたインドアコートとセンターコートの違いだった。


決勝では自分らしさを出せず。悔しさをあらわにした今村

「インドアコート(のサーフェス)は遅めで、どんなボールでも走ったら取れたし、カウンターも打ちやすかった。しかし、センターコートは、速く感じていて、自分のプレーができなかった」と今村。第2セット第1ゲームこそ、キープに成功するが、ラリー戦で中川に押されてしまう。「ラリーして、チャンスがあればアグレッシブに行こうと思っていたけど、それがなかなかできなかった。相手は、サーブも、ストロークも速いテンポでやってきて、後手後手になってしまった」。

第7ゲームでキープをしたものの、第2セットも6-2。ストレートで中川が初優勝を果たした。

表彰式で「プロ転向後、ケガが続いてなかなか思うようにプレーができない時間が長かったんですけど。このまま終わっちゃうかなと思う時もあったのですが、それでも支えてくださる人たちがいたので、ここに来られたのもその人たちのおかげだと思います。まだまだ、ここでは終われないと思っているので、この大会をきっかけに世界にジャンプアップしたいと思います」と語った中川。今後の飛躍に期待したい。

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写真:松村健人 Photos by Takehito Matsumura/NBP