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2020.10.31

大会情報

女子決勝は日比野、秋田の同郷対決に!<全日本テニス選手権3日目>

日比野、秋田が
決勝への切符を奪取

10月31日、「三菱 全日本テニス選手権95th」(10月28日~11月1日/東京・有明)の女子シングルス準決勝が行われ、第1シードの日比野菜緒(ブラス)が、大会初出場で最年少18歳の佐藤久真莉(富士薬品)を6-4、3-6、6-3で、前年準優勝の秋田史帆(橋本総業HD)が、6-4、6-1で前年覇者の本玉真唯(島津製作所/[4])を下して、それぞれ決勝進出を決めた。


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第1シード・日比野に対して
佐藤が臆することなくプレー

前日、「日比野選手と戦うことができてうれしい。世界のトップのレベルの方なので、自分の武器がどのくらい通用するのかわからないが、試してみたい」と語っていた佐藤。新型コロナウイルスによる休養中に鍛えたというスピンの効いたストロークで日比野に喰らい付いていく。長いラリーの中で、いい切り返しのショットを見せたが、第1セットは日比野が高いボールでリズムを作り、6-4で先取する。


「私には、(相手を)受け止めて、跳ね返す力があると思って」戦ったという日比野

その佐藤は「セットを取られたけど、自分のやりたいプレーができた」と感じていた。すると、第2セット、流れがやってくる。開始から3ゲーム連取すると、その後も、深いショットで日比野にいい展開を作らせない。「いい形で2セット目を取れた」(佐藤)。

そして第3セット第1ゲーム、勢いをキープする佐藤は、いきなりブレークに成功して2-0とリードを作る。しかし、「状況を受け止めて、戦えるはずだと言い聞かせて、チャンスが来るのを待った」という日比野、第3ゲームでキープすると、続くゲームでブレークバックに成功。「私には、(相手を)受け止めて、跳ね返す力があると思っているので、余裕があるとまでは言わないけど、落ち着いてプレーできている」という通り、集中力を持続して3オールから4ゲーム連取。6-3で見事勝ち切った。


大会初出場でベスト4。好試合を見せて、ポテンシャルの高さを見せた佐藤

試合後、日比野は「勝てたから言えますが(笑) とにかく佐藤選手のプレーが素晴らしかった。いい選手が私たちの下にもいるんだなと思ったし、ちょっと怖いですね。攻撃的なテニスとスピンがしっかりかかったボールにかなりてこずったので、これからのライバルになるんじゃないかなと思いました」と18歳・佐藤の健闘を称えている。


ラリーの精度を高めた
秋田が本玉にリベンジ勝利

冒頭で書いたとおり、秋田史帆(橋本総業HD)と本玉真唯(島津製作所/[4])は、前年の決勝のカード。その際は、4-6、6-1、6-1で本玉が勝利している。


秋田は2年連続3度目の決勝進出。鍛え抜いたラリーで勝利をもぎとった

そんな相性もあってか、第1ゲームで本玉はいきなりブレーク。3-1とリードを作る。しかし、セット中盤になると、本玉のショットが決まらなくなっていく。「最終的に決めきるところですね。作っているのにミス、しっかり決めるべきところで決めきれなかった」と振り返った本玉。逆に、自粛期間中、振り回しやラリーの練習をやっていたという秋田、「ここで負けるような練習はしていない」と自分に言い聞かせると、本玉からミスを引き出すように。第6ゲーム、第10ゲームでブレークをして6-4とセットを先取する。


「少しのアンフォーストエラーの差が命取りになりました」と語った本玉。連覇ならず

元々強打が売りの秋田だが、安定感が加わったことでラリーでも主導権を握っていく。本玉が、先にミスを出してしまう展開となり、第2セット1オールから、秋田が5ゲーム連取して試合を決めた。「少しのアンフォーストエラーが命取りになってしまった」と振り返った本玉。昨年の決勝での借りを返された形となった。


奇しくも同クラブ出身の決勝に
どんな試合となるか?!

これで2年連続3度目の決勝進出となった秋田。「WTAのトップで戦う選手との対戦なので楽しみ。自分が成長できる大一番だと思う」と決勝に向けて語った。

秋田と日比野は、同じ愛知県一宮市出身。しかも同じクラブ出身なのだという。日比野は、決勝に向けて「秋田選手とは、小さい時、同じクラブ出身で憧れの選手でした。秋田選手みたいになりたいと思っていた。全日本の決勝で対戦できるのはうれしいです。かなりパワフルなテニスで勝ち上がってきているので、耐えて、チャンスを掴んでいかないといけないと思います。本当に楽しみです」と語っている。明日、トロフィーを掲げるのは、どちらの選手となるだろうか? 

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写真:松村健人 Photos by Takehito Matsumura/NBP