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2020.11.08

選手情報

チチパスがグランドスラム制覇に「限りなく近い」と自信!

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世界ランキング6位に位置し、未来のテニス界を担うことを期待されているステファノス・チチパス(ギリシャ)。そんなチチパスがコロナ禍のツアーについて語った上で、グランドスラム制覇への意気込みを見せていることを海外メディア『tennis head』が報じている。

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コロナ禍のツアーはバブルでの隔離や外出禁止など、様々な制限下で大会を開催しているため、調子が振るわない選手もいるのが事実だ。だがそんな中でもチチパスは「実際、僕たち(選手)は1年に1度自粛を強いられなければならないと思っている」と独特な考えを持っているようだ。また、「(自粛は)自然や地球など、環境のことを考えるといいことなのかもしれない。人生はハードなもので、(今は)家族とつながる時間や一緒に過ごす時間を得られることは決してない。今回のロックダウンはそんなことを考えるための良い機会になっている」とも語っている。

厳しい状況下でもこのような自立した考えを維持できることがチチパスによい結果をもたらしているのかもしれない。チチパスは過去にダニール・メドベージェフ(ロシア)やアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ドミニク・ティエム(オーストリア)といった同年代のスターやBIG3からも勝利をもぎ取った経験があり、昨年のATPファイナルも見事優勝を果たし、念願のビッグタイトルを手に入れた。

だが、チチパスは決して現状に満足しているわけではなく、次なる目標をグランドスラム制覇に定めている。「自分のプレーは日に日に良くなっていると感じる。すごく大胆な発言に聞こえるかもしれないけど、自分はグランドスラムの制覇に限りなく近いと思う。本当にそう信じてやまない」と自信をみなぎらせている。

グランドスラムにおいて過去に2度のベスト4進出を果たした経歴を持つチチパス。だが、いずれも準決勝で姿を消し、決勝の舞台に足を踏み入れることはできていない。「僕は更なる高みを目指して、一歩一歩着実に突き進んでいく」…その言葉を背に、来シーズンも更なる活躍を見せ、四大大会優勝を達成する姿をファンは待ち望んでいる。

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文=中村光佑