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2020.11.11

選手情報

オジェ・アリアシムが今季最後の大会に期待「もう一度自分にチャンス与えたい」

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トップ8名によるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」を除くと、今年最後の大会となる「ソフィア・オープン」(ブルガリア・ソフィア/ATP250)がスタート。同大会でツアー初優勝を目論む第2シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)が、その意気込みをATP公式サイトに語った。

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11月8日まで行われた「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)のダブルスで初めてタイトルを手にしたオジェ・アリアシム。しかし、シングルスでは過去6度の決勝進出があるもののタイトル獲得には至っていない。

「(ダブルスで優勝できたことは)いいこと。シングルスでもダブルスでも、タイトルを獲れてうれしい。シングルスでの初優勝はまだ探している最中だけど、それに値する時に来るものだよ」と、いずれシングルスでの優勝もできるとコメント。
さらに、「僕に先を見通す力はないよ。毎週がチャンスなんだ。今年は1回戦で負けたこともあるし、決勝に進んだこともある。浮き沈みのある時もあったが、毎週ベストを尽くしている。今週も同じことをするが、何が起きるかわからない」と一試合ずつ最善を尽くすとしつつ、「もう一度、自分にタイトルを獲るチャンスを与えたい」とした。

新型コロナウイルスの影響によるツアー中断前には、2大会連続で決勝に進出するなど好調を維持してきたオジェ・アリアシム。弱冠20歳ですでに世界のトップと渡り合える力を持ち、周囲からは将来の世界No.1と期待されている。「最終的には自分のレベルを高め、自分がなれる最高の選手になりたい」。そう語り、今シーズン最後の戦いに挑む。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma