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2016.09.20

メーカーズボイス

「最小限のデザインでラケットを作ろう」 フェデラーの思いが込められた 新PRO STAFFのデザイン

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最小限のデザインでラケットを作ろう
フェデラーの思いが込められた 新しいPRO STAFFのデザインについて



「(PRO STAFF RF97 AUTOGRAPHの)パフォーマンスには、満足している」  
9月、ついに発売となった新プロ・スタッフ、その開発前に、ロジャー・フェデラーがウイルソン側に伝えた言葉である。新たなモデルを開発するという時に、そぐわない言葉かもしれない。ただし、素直な気持ちでもあったのだろう。歴代プロ・スタッフ開発の際に感想や要望を伝えつづけてきたフェデラーにとって、さまざまな変革を加えた前作は"完璧に近い"モデルだった。そのままでいいものを、さらによくする。それは究極への作業だ。



"ゼロからラケット作りを考える"、そんなところからスタートした新プロ・スタッフ開発の中で、フェデラー、そしてウイルソンの想いが合致するポイントがあった。それこそ、アンコンタミネーティッドデザイン=何も汚染されていないデザインである。それはハデなデザインばかりが横行する現行ラケットのデザインへのアンチテーゼでもあった。

その中でフェデラーが伝えたのが「自信を持って最小限のデザインで最高のラケットを作ろう」ということ。ブラックでいこう、そんな話をしていく中で採用することになったのがフェデラーのタキシード姿からのインスピレーション。すでにしてテニス界だけのスターではないフェデラーは、誰よりもタキシードをまとう選手であり、誰よりもそれを着こなしている選手である。"それならば、タキシードデザインをラケットに落とし込んでみよう"、そうして生まれたのが「タキシード・スタイル」と表現されるデザインだ。





RF97オートグラフは、フェデラーのタキシードそのもの。(ブランドとしては押し出したい)ウイルソンのロゴでさえも、ブラックにブラックで入れて目立たないようにしている。それは「私(フェデラー)が使っているラケットはウイルソンであることはみんなが知っている」ということから来ている。そして、差し色に赤が入った97、97Sは"タキシード姿で、レッドカーペットの上を歩く"イメージからの落とし込みだ。

そればかりでなくRF97オートグラフのヘッドのトップには、スイスの国旗マークを施し、スロート部のPRO STAFFの文字が画期的なレーザー彫刻を用いているなど、見えづらいところまで、こだわった作りとなっているのが、今作なのである。



見れば見るほど、触れば触るほど、究極のラケットだと感じるだろう。ウイルソンの歴史、テニスラケットの歴史に残る製品となることは間違いない。

 Pro Staff LINE UP




Pro Staff 97S
価格:37,000円+税
フェイスサイズ: 97平方インチ
レングス: 27インチ
ウェイト: 310g
バランスポイント: 32.5cm
フレーム厚: 19.5mm
グリップサイズ: 2、3
ストリングパターン: 18×17
推奨テンション: 50-60p


Pro Staff 97LS
価格:34,000円+税
フェイスサイズ: 97平方インチ
レングス: 27インチ
ウェイト: 290g
バランスポイント: 32.5cm
フレーム厚: 23.0mm
グリップサイズ: 1、2
ストリングパターン: 18×16
推奨テンション: 50-60p
2016年9月発売


Pro Staff 97ULS
価格:31,000円+税
フェイスサイズ: 97平方インチ
レングス: 27インチ
ウェイト: 270g
バランスポイント: 32.5cm
フレーム厚: 23.0mm
グリップサイズ: 1、2
ストリングパターン: 18×16
推奨テンション: 50-60p
2016年9月発売

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