close

2020.11.24

選手情報

優勝したのに喜ばない!? 勝利の瞬間に見せるメドベデフの姿勢

ATP公式サイトは、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」で世界ランキング上位3名を破って、初優勝を成し遂げた同4位のダニール・メドベデフ(ロシア)が、優勝の瞬間に見せた控えめな振る舞いの理由を掲載した。

【関連記事】ラコステがダニール・メドベデフとの契約延長を発表!

ツアー最終戦でラウンドロビンから負けなしの5連勝を飾り、1500ポイントと賞金156万4000ドル(約1億6300万円)を獲得したメドベデフ。キャリア最大のタイトルを手にし、周囲から多くからお祝いのメッセージが届き、「あまり眠れなかったよ。ほどんどのメッセージに返信したし、SNSでも返信したが、このような大勝利の後は時間がかかる」と、睡眠時間が削られるほど連絡が来たという。
加えて、優勝者としてメディアの対応もしなければならず、睡眠時間はわずか2時間だったとした。

そんなメドベデフが今大会で見せた特徴の一つは、“メンタルの強さ”だろう。
ラウンドロビンの世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)との戦いでは、「ノバクがベストではない」と感じていたにもかかわらず、最後まで気を抜くことなくストレートで勝利。決勝トーナメントでは、ラファエル・ナダル(スペイン)とドミニク・ティエム(オーストリア)を相手に1セットダウンから大逆転劇を演じた。
「僕の中には少し子供っぽいところがある反面、すべての試合に勝ちたいという勝ち気な自分もいる」と自らについて語るメドベデフは、「良いプレーができていない時には、そのことで自分自身に腹を立てることもある。だが、冷静であればあるほど、目的に集中すればするほど、より良いテニスができることを知っているから一生懸命やっている」と、試合が進むにつれて集中力がアップするとコメント。最後まで諦めることなくプレーしているとした。

また、多くのテニスファンの注目となったのが、勝利の瞬間に見せる姿勢だ。誰しもが喜びを爆発させる瞬間だが、メドベデフはそれを表さず。
昨年からこの姿勢を自分のトレードマークにすると決めたというメドベデフは、「大きなタイトルや強い相手との試合で勝利した時に多くの観客がいても、祝わなければ、周りに流れているすべてのエネルギーを感じることができる。このエネルギーは勝った者だけのもので試合に勝つと、拍手が起こる。アーティストとして、テニスプレーヤーとしてすべてのことを感じることができるんだ」と、その理由を明かした。

11月初旬のATP1000パリ大会とツアー最終戦で優勝を成し遂げ、一年で最高の終わり方を見せたメドベデフ。トップ10プレーヤーとの試合も現在7連勝中でBIG3を相手でも勝てることを証明した。この勢いが来年も続けることができるのか楽しみだ。

続きを読むには、無料会員登録が必要です。

無料会員に登録すると、記事全てが読み放題。
記事保存などの便利な機能、プレゼントへのご招待も。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma