close

2020.12.13

選手情報

国際テニス殿堂が「アメリカの黒人テニスの歴史」を特集

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

「解放(1965-現在)」では大坂、ガウフにも触れられている

黒人テニスの歴史と
全体の歴史を一緒に展示

国際テニス殿堂は、デジタル博物館の中で「アメリカの黒人プレーヤーの歴史」特集をスタートさせた。

「壁を打ち破る〜アメリカテニス協会と黒人テニスのパイオニアたち」と題したページでは、120年以上にも及ぶ黒人テニスの歴史と全体の歴史をシンクロさせて紹介。クリエイティブサバイバル(1874-1910)、メインディッシュ(1910-1938)、改革(1938-1955)、参加(1955-1965)、そして解放(1965-現在)と5つの時期に分けて、黒人テニスの闘争と進化、チャンピオンの生活とキャリアが綴られている。

アフリカ系アメリカ人プレーヤーとして殿堂入りを果たしているアーサー・アッシュはもちろん、1898年にフィラデルフィアで開催された初の黒人州大会、1906年に黒人の子供たちにテニスレッスンを行ったメアリー・シームズ、1920年代に8度もナショナルチャンピオンとなり、バスケットボールでも成功を収めたワシントンなど、あらゆることを網羅している。

そして、最後の「解放(1965-現在)」では、セリーナ&ビーナスのウイリアムズ姉妹のキャリア、マディソン・キーズ、スローン・スティーブンス、大坂なおみ、ココ・ガウフにも触れられている。

2020年といえば、ミネアポリス警察の警察官が暴行によって黒人男性ジョージ・フロイドさんが殺害された事件を発端に巻き起こった「Black Lives Matter(黒人の命も重要だ)」運動が思い起こされる。それだけに注目度も高いはず。全編英語ではあるものの、興味深い資料だけに是非とも見ておきたい。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録