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2020.12.16

選手情報

「もう一度コートに戻れればいい」と発言。フェデラーの早期ツアー復帰は難しい模様

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スイスでの過去70年における
”最も偉大な男性アスリート”を受賞

スイステニス協会は、12月13日に行われたスイス・スポーツ・アワードでグランドスラム最多20勝を誇るテニス界のレジェンド、世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)のコメントを掲載。それは「もう一度コートに戻れればいい」と、復帰を急いではいないともとれる内容だった。

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1950年以降のスイスにおける「最も偉大な男性アスリート」として圧倒的な支持を受け、今回選出されたフェデラー。「来年はテニスコートに戻りたいと思う。ただ、様子を見ることになるだろう。もし僕のキャリアがこれで終われば、この賞で止まることは信じられない結末になる」という受賞スピーチを残した。

一方、今年受けた2度の右ヒザ手術からリハビリを続けている中、フェデラーの口から早期の復帰が難しいことにも語られた。
来年の全豪オープンでの復帰を目指しているフェデラーは、「一歩一歩進んでいるよ」と着実に回復しているとした上で、「2ヵ月後に戻ってこようが、半年後に戻ってこようが、僕が変わることはない。もう一度、テニスコートに戻ることができればいい」とツアーへの復帰を急ぐ考えはないとした。

2020年、フェデラーが出場した大会は全豪オープンの1大会のみで、試合数は6試合。世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れてからATPツアーの試合には出場していない。
これまで東京オリンピックやウィンブルドン出場など2021年シーズン目標を掲げてきたフェデラー。これらの発言からすると、すぐに引退するということはなさそうだが、完全復活まで時間がかかることになりそうだ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma