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2021.01.09

大会情報

チャーター機・検疫期間…全豪から出場選手に送られた手紙がリークされる

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6枚に渡る手紙に
綴られた内容とは?

イギリス「デイリーメール」紙が、全豪オープンを主催するテニス・オーストラリアの最高経営責任者、クレイグ・タイリー氏から出場選手に送られた手紙の内容をリークした。

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6枚に渡る書類には、まず来週に設けられているオーストラリア・メルボルンへのチャーター便について、詳細がすぐに来ることが書かれているという。到着後14日間の検疫期間があること。この期間、選手は1日5時間の練習のため、ホテルの部屋から出ることが許される。仮にサポートスタッフ(コーチなど)に、規定違反があった場合、最高2万豪ドル(約162万円)の罰金、国外追放、逮捕、政府が義務付けた部屋での隔離、賞金の没収などの処分があるという。

チャーター便(1便につき75人のみ搭乗)については、合計1270名をメルボルンに到着させるために、元々発表されていたドバイ(アラブ首長国連邦)、ロサンジェルス(アメリカ)、シンガポールに加えて、アンタルヤ(トルコ)、アブダビ(アラブ首長国連邦)、ドーハ(カタール)、マイアミ(アメリカ)に設けられ、メルボルンのタラマリン空港のプライベートセクションに到着となる。また選手たちは、出発の72時間以内にPCRテストを受けて、陰性であることを証明しなければならない。

さらに勾留期間中のホテルの部屋だが、バルコニーはなく、検疫中は“料理や食事の準備ができない”こと、“ルームサービスの一環としてアルコールの注文はできる”ことが伝えられているという。

今回の全豪オープン開催は、もちろんオーストラリア政府を巻き込んでのものとなっている。オーストラリアは昨年9月4日以来、新型コロナウイルスの新規感染者数が二ケタに抑え込まれている。世界中から選手が到着する大会となるだけに、国が敏感になることも当然と言える。そもそも昨年3月に宣言された入国規制は、解かれておらず、オーストラリア国外からの到着者は、現状1週間6000人に制限されている状況だ。ウイルスに関しては、これで万全ということがないだけに、厳しくなってしまうのも致し方ないだろう。無事、大会が成功裡に終わることを願いたい。

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写真=テニスクラシック