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2021.01.12

選手情報

ジュニア車いすテニス選手・小田凱人「国枝慎吾選手は憧れだからこそ、戦いたい」


レジェンド・国枝慎吾が
憧れの存在と同時に戦いたい相手

――フランスでも話していましたが、『国枝慎吾選手が憧れ』だと言っていましたね。

「はい。国枝選手の試合を見て、オーラというかプレーだけではないカッコよさがあって、そこに惹かれました」

――それが、2019年の楽天ジャパンオープンでは一緒に試合ができるようになりました。どんなことを感じましたか?

「一緒の大会に出て、より国枝選手のすごさが分かったというか、試合だけでなく試合以外でも一流というか“やはりすごいな”と。インタビューとか言葉、あとは生活とか。アスリートとしての在り方というのがかっこいい。車いすテニスだけでなくスポーツ界の中で有名なので、それを目標に、そして越えられるような存在になりたいです」

――国枝選手が憧れ存在であり、一つの目標だと。

「目標はやっぱり国枝選手ですね。いかに戦うか、戦って倒すかというところに目を向けて、大会に出たい。憧れだからこそ、戦いたいというか認めてもらいたいというかそういう気持ちがあります」


13歳にしてプロの大会に出場。ダブルスでは国枝慎吾選手と、シングルスでは2017年、2018年とウィンブルドンで優勝したステファン・オルソンと対戦した (c)NBP/山岡邦彦 Photo by Kunihiko Yamaoka

――2020年はコロナウイルスの影響もあり、大会もありませんでした。どのように過ごしていましたか?

「まず筋トレとかフィジカルトレーニング、体幹トレーニング、チェアワークをやりました。それ以外もやっていましたね。テニスだと基礎トレーニングの球出しなどを、安定感を出すために重点的にやっています。チャンスボールとか攻撃できるボールをほぼ100%ぐらいに狙ったところへ打てるようにする練習を何回も繰り返しています。自分で言うのもなんですが、いい感じです。サーブでコースを突いて、フォアハンドで攻めて、最終的にはネットプレーかその前のショットでエースを取って終わるというのが理想の形なのでそのためにやっています」

――車いすテニスジュニアマスターズに出場した時と今の自分が対戦したら、どちらが強いと思いますか?

「今のほうが強いと思います。それは自分でも感じているところです。練習だけではなくて、それ以外でも変わったなと感じています。色々な選手とやってきて、以前戦った時のスコアとか練習内容、相手が打ち返せないボールが増えたりとか結果が出てきているので、それが自信につながっています」

――わずか数年で、ここまで強くなれた理由はどこにあると思いますか?

「気持ちですかね。最初から他のパラスポーツと違う何かがあったし、『これを命懸けでやっていこう』と思いました。そういうのがあったから、結果が出てきているのかなと思います。車いすテニスを始めた時から、国枝選手のレベルまで行ってやる! と思っていた。始めた時からそこ(国枝選手のレベル)しか見ていません」

――最後に、今後の目標、夢を教えてください。

「自分が車いすテニスをどんどん広めて、影響力のある大きな人になりたいです。そのためには、パラリンピック金メダルとか大きな結果で残さないといけない。プラス、人間的にもアスリートとしても成長していきたいです。『車いすジュニアテニスマスターズ』(2020年1月)以来、大会がなくなっていて、残念ですが、今年4月、5月に大きな大会が予定されているので、トップの選手と戦って、自分がどれぐらいの実力なのか、倒せるのか、まだ全然なのかを知るのが楽しみです。練習試合をやっていても試合の環境とは全然違う。緊張感を持ってやっていても、試合の時の雰囲気は出せない。だからこそ早く試合がやりたいです」

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